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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

オオハンゴンソウ合同駆除作業

2014年07月28日
十和田
 7月24日に特定外来生物であるオオハンゴンソウの合同駆除作業を10の関係機関併せて37名で昨年同様、十和田湖畔にある宇樽部地区にて実施してきました。
特定外来生物は現在111種指定されており、飼育等が禁止されています。詳しくはこちらをご確認ください(http://www.env.go.jp/nature/intro/index.html)。
 十和田八幡平国立公園では、平成9年からオオハンゴンソウの拡散を防ぐために関係機関と協力して、駆除作業を実施しています。
 作業に参加していただいた方々は、大きいもので2m程になるオオハンゴンソウに悪戦苦闘していました。ただ、昨年の駆除作業の効果もあり、数もさることながら大きい個体が少なくなっていました。地道な作業ですが、駆除作業の効果を実感することができました。


写真左上:駆除前
写真右上:駆除作業の様子
写真左下:駆除作業の様子
写真右下:駆除後

 先週大野ARが事前学習をおこなった十和田湖中学校の生徒も自分の背丈ほどあるオオハンゴンソウに悪戦苦闘していましたが、炎天下の中一生懸命作業してくれました。

写真左上:駆除作業の様子
写真右上:駆除後
写真左下:駆除作業の様子
写真右下:駆除作業の様子

 今回駆除したオオハンゴンソウはトラック1台分でしたが、この地区にはまだまだオオハンゴンソウが生育しています。地道な作業ですが、皆さんと協力して、今後も活動を続けていければと思っています。参加してくれた皆様本当にありがとうございました。

今回駆除したオオハンゴンソウ
 
十和田八幡平国立公園だけでなく、他の国立公園内でもオオハンゴンソウをはじめとする生態系に影響を与える特定外来生物が見られます。対策として、「入れない」、「捨てない」、「拡げない」ということを守っていただき国立公園の美しい自然の維持にご協力お願い致します。