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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

平成26年度 羽黒地区パークボランティア年度はじめ集会

2014年04月22日
羽黒
 随分と久しぶりの投稿となってしまいましたが、平成26年度も引き続き、羽黒自然保護官事務所のアクティブレンジャーとして勤めることになりました。二年目になりますが、どうぞよろしくお願いします。
 事務所のある山形県の鶴岡では桜が満開を迎えています。事務所より標高の高い(約300m)月山ビジターセンター周辺では、木々の中や日陰地にはまだまだ雪が残っているものの、センター近くの二夜の池脇の湿原ではミズバショウが楽しめます。


湿原のミズバショウ

 さて、先日4月20日に月山ビジターセンターにて「羽黒地区パークボランティア年度はじめ集会」が開催されました。東北地方では3国立公園の7地区にパークボランティアの組織があり、自然観察会等の解説活動や美化清掃、利用施設の簡単な維持修理などの各種活動が行われています。そのうち、羽黒地区では「出羽三山地区の自然の仕組みや特徴を訪れる人々に紹介すること」を目的に、月山ビジターセンターを拠点として、現在は27名で自然解説活動を中心に活動しています。

 年度はじめ集会は、その名のとおり、年度のはじめにパークボランティアと月山ビジターセンターの職員、羽黒自然保護官事務所の職員が集まって、昨年度の活動を振り返りながら、今年度の活動について情報共有や意見交換を行う行事です。


年度はじめ集会の様子

 意見交換会では「自然解説活動に参加者全体へ解説する際は、全員に声が届くように参加者が集まってから解説するなど統一が必要」、「緊急時の連絡先や対応など今一度確認したい」など改めて活動の見直すポイントを再確認することができました。
 また、昨年度から新規に加わったボランティアさんからの「活動に多く参加できなかったが、自然の知識をもっと深めたい」といった声に対して、先輩のボランティアさんより「鳥や植物など各々詳しい方ばかりなので、どんどん吸収していって欲しい」との励ましの声もありました。


救命講習会の様子

 午後からの年度はじめ集会に先立って、午前中には鶴岡消防羽黒分署の方を講師に「普通救命講習会」を受講しました。万が一に備えて、AEDの使用を含めた心肺蘇生法を中心に教わりました。昨年も受講していますが、1年も経つと忘れてしまっていることもあり、再確認の意味でもとても有意義な講習会となりました。

 年に一度の集会に、21名ものボランティアさんにご参加いただきました。皆さん、ありがとうございました!