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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

八幡平アスピーテライン開通!

2014年04月18日
鹿角
平成26年4月より鹿角自然保護官事務所のアクティブレンジャーとして活動することになりました、髙橋孝貴と申します。十和田八幡平国立公園の八幡平地域をフィールドとして担当し、この地域の自然や人々の魅力を様々な角度からお伝えしていきたいと思います。よろしくお願いします。

本日は八幡平アスピーテラインの開通日でした。岩手県側/秋田県側双方のゲートがいよいよオープンとなり、八幡平にもようやく春がやってきた!という感じです。今日は穏やかな晴れ模様の中、八幡平アスピーテラインの開通式、八幡平の山開きが行われ、関係者の方々や一般のお客様方が、待ちに待った八幡平の春を味わっておられました。

とはいえ、道路脇の雪壁は最大9メートル。八幡平はまだまだ雪の世界が広がっています。防寒対策をしっかりとして、この時期ならではの穏やかな天気と残雪の雄大な眺めを満喫しにいらしてください。

なお八幡平ビジターセンターではゴールデンウィーク付近に、スノーハイキングを始めとした各種イベントが企画されていますので、ぜひ以下の八幡平ビジターセンターブログも併せてご確認ください。

八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~
http://blog.goo.ne.jp/hatimantai

それでは以下に、本日の八幡平での眺めをいくつかピックアウトしてご紹介します。



八幡平アスピーテラインの秋田側・蒸ノ湯ゲートの開門待ちの間、蒸ノ湯休憩所から北の八甲田方面を眺めた時の写真です。残雪の中で噴気の上がる一帯の向こう、今日は春霞で八甲田連峰までは見えませんでしたが、鹿角の山々が望めました。



八幡平山頂近く、見返峠から秋田県側に下る際のアスピーテラインの眺めです。オオシラビソがまだ半分近く埋まる雪壁が迫力タップリでした。



アスピーテラインの秋田県側展望所から、南の秋田駒ヶ岳方面を眺めた写真です。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、写真中央から少し右に寄ったところに、秋田駒ヶ岳が霞んだ状態で写っています。中央少し左のピークは、畚(もっこ)岳です。ゆるやかな山容と稜線が続く残雪の眺め、いいですね。