アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
エコツーリズムワークショップin山田 第1回目開催
2013年11月12日
宮古
みなさん、こんにちは。風が冷たくなってきました。気温がぐっと下がり、夜空いっぱいに広がる星がとてもきれいな三陸です。
■エコツーリズム■
11月6日(木)、岩手県山田町で第1回エコツーリズムのワークショップを行いました。
エコツーリズムって何?と思った方はこちらをご覧下さい。
http://www.env.go.jp/nature/ecotourism/try-ecotourism/env/chiiki_shien/
環境省では、被災した東北沿岸地域において地域の魅力的な自然や生活文化を持続的に活用した取り組みを支援し、復興に資する事業を進めています。モデル地域として5つの地域を指定し、岩手県山田町はその5地域のうちの1つです。
海の十和田湖と言われる穏やかな山田湾では、カキやホタテなどのおいしい海産物が育まれ、シーカヤックなどのアクティビティも楽しめる豊かな自然があり、津波をはじめとする自然の怖さを伝え震災に強い地域づくりを応援する「震災語り部」の活動を行っています。これらをバージョンアップし、広く外部に発信することにより、観光資源として活用して地域の活性化を目指そうとしています。
今回のワークショップでは、山田町民や近隣市町の方々とテーブルを囲みながら「街中班」と「海・山班」にわかれ、山田町の資源を掘り起こす作業を行いました。
■山田町のスルメイカはバリバリ!街中班
まずは、街中の魅力、自慢したい事は何か?というテーマで進めて行きます。私が参加した街中班の参加者からは最初、「何が自慢か分からない」といった様子でしたが、少しずつ意見が出始めると「昔ここで捕鯨をやっていた」「波が来たのに倉が残っているのは、なぜだ?」「山田町の資源は、ヒトそのものだ」「山田のスルメイカが美味しい」という声が出てきました。山田町では「今日のスルメイカはバリバリして美味しいよ!」という会話がよく交わされるようです。「スルメがバリバリ!?」初めて聞いた表現に思わず大きな声で聞き返してしまいましたが、山田町の方々は笑いながら頷いています。新鮮なイカは、バリバリするんだそうです。このバリバリを体験したいと思った方、ぜひ早朝の山田へ!
こちらは、海・山班です。豊富な資源を活用した色々なアイディアが出てきていたようです!
■観光客から教わること
実際に、ガイドをされている方々からは、普段見ている川や海に観光客がキレイだと感動しているのを見て、驚いたという話も出てきました。外部の方の反応によって、気づきがあり、外部の方々の声を聞くことで、地域の資源を紹介する自信にもつながることが分かりました。もうひとつ、このワークショップで分かったことは、皆さんが山田町の事をすごく好きで、地域を盛り上げていきたいという気持ちが大きいということです。漁師町山田には、人情あふれる人が多く、方言を交えた会話も魅力のひとつ。
ワークショップ後半は参加者から出していただいた意見や情報を組み合わせて、どんなプログラムが出来そうかを話合いました。次回は、今回出されたプログラムの案を具体的に企画してみることが目標です。またその時の様子を紹介したいと思います。
将来、多くの方々に三陸の良さをもっと知ってもらえるよう、地域の方々が主役となり、今できることを形にしてまちづくりを進めていければと思っています。
■エコツーリズム■
11月6日(木)、岩手県山田町で第1回エコツーリズムのワークショップを行いました。
エコツーリズムって何?と思った方はこちらをご覧下さい。
http://www.env.go.jp/nature/ecotourism/try-ecotourism/env/chiiki_shien/
環境省では、被災した東北沿岸地域において地域の魅力的な自然や生活文化を持続的に活用した取り組みを支援し、復興に資する事業を進めています。モデル地域として5つの地域を指定し、岩手県山田町はその5地域のうちの1つです。
海の十和田湖と言われる穏やかな山田湾では、カキやホタテなどのおいしい海産物が育まれ、シーカヤックなどのアクティビティも楽しめる豊かな自然があり、津波をはじめとする自然の怖さを伝え震災に強い地域づくりを応援する「震災語り部」の活動を行っています。これらをバージョンアップし、広く外部に発信することにより、観光資源として活用して地域の活性化を目指そうとしています。
今回のワークショップでは、山田町民や近隣市町の方々とテーブルを囲みながら「街中班」と「海・山班」にわかれ、山田町の資源を掘り起こす作業を行いました。
■山田町のスルメイカはバリバリ!街中班
まずは、街中の魅力、自慢したい事は何か?というテーマで進めて行きます。私が参加した街中班の参加者からは最初、「何が自慢か分からない」といった様子でしたが、少しずつ意見が出始めると「昔ここで捕鯨をやっていた」「波が来たのに倉が残っているのは、なぜだ?」「山田町の資源は、ヒトそのものだ」「山田のスルメイカが美味しい」という声が出てきました。山田町では「今日のスルメイカはバリバリして美味しいよ!」という会話がよく交わされるようです。「スルメがバリバリ!?」初めて聞いた表現に思わず大きな声で聞き返してしまいましたが、山田町の方々は笑いながら頷いています。新鮮なイカは、バリバリするんだそうです。このバリバリを体験したいと思った方、ぜひ早朝の山田へ!
こちらは、海・山班です。豊富な資源を活用した色々なアイディアが出てきていたようです!
■観光客から教わること
実際に、ガイドをされている方々からは、普段見ている川や海に観光客がキレイだと感動しているのを見て、驚いたという話も出てきました。外部の方の反応によって、気づきがあり、外部の方々の声を聞くことで、地域の資源を紹介する自信にもつながることが分かりました。もうひとつ、このワークショップで分かったことは、皆さんが山田町の事をすごく好きで、地域を盛り上げていきたいという気持ちが大きいということです。漁師町山田には、人情あふれる人が多く、方言を交えた会話も魅力のひとつ。
ワークショップ後半は参加者から出していただいた意見や情報を組み合わせて、どんなプログラムが出来そうかを話合いました。次回は、今回出されたプログラムの案を具体的に企画してみることが目標です。またその時の様子を紹介したいと思います。
将来、多くの方々に三陸の良さをもっと知ってもらえるよう、地域の方々が主役となり、今できることを形にしてまちづくりを進めていければと思っています。