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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

化女沼のオオハンゴンソウ駆除

2013年07月26日
仙台
7月になってから、各自然保護官事務所で外来生物駆除活動が盛んに行われています。こちら、仙台自然保護官事務所でもオオハンゴンソウの駆除が本格化してきています。

今日は、化女沼でオオハンゴンソウ駆除を7月23日に行ってきましたのでお伝えします。

化女沼のオオハンゴンソウが目立ちはじめたのは、ここ2~3年です。大崎市の職員からも、昨年どうしようかという相談があったのですが、まだ「大変だ!」という程大繁殖していなかったので、駆除するなら、今でしょ!となりました。



大崎市職員、地元NPOエコパル化女沼、当事務所のメンバー合計6名での作業です。作業前日は大雨で、オオハンゴンソウを抜く作業には緩んだ土は助かりましたが、ひどく蒸し暑い一日でした。みんなぐっしょり汗だくです。

生い茂って暗い藪が、駆除作業が進むと明るくなってきました。散策路の本来の道幅が見えてきました。

下見した時はほんの少しのオオハンゴンソウ、思ったより広くに生育していました。花径、根塊、土には切れ残った根、それぞれを分別してコンパクトにビニール袋へ、すべて乾燥、枯死してからゴミ処理とします。特定外来生物は生きているものの移動は禁止です。
色々思ったことを行動に移すには、ハードルがあるのですが、お金を掛けずに、人は最小限、オオハンゴンソウの群生地も小規模なうちに、と「小、少」で駆除できました。みんなの協力の賜です。
結果は来年の今頃どの位のオオハンゴンソウが見られるかで判断しなけばなりませんが、達成感は9割駆除できた感じです。

小さな声から、実現した今回の駆除作業、ご協力いただきましてありがとうございました。