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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

南三陸町復興支援 ~イヌワシって知ってる?~

2013年06月25日
仙台
梅雨入りしてから、晴れが続いている仙台です。みなさん、こんにちは!

今日は、6月21日に開催しました行事について報告いたします。

ちょっと難しいイベント名なのですが、
~ 希少野生生物保護にかかる子ども向け普及啓発イベント ~
会場は南三陸町のあさひ幼稚園、園児54名と親御さんが対象です。やさしく、イヌワシや自然を知ってもらうために3部構成で開催いたしました。

南三陸町の町の鳥がイヌワシなのです。そこで、鳥海南麓自然保護官事務所の水落レンジャーとイヌワシ未来館のワッシー君が駆けつけてくれました。

水落レンジャーとワッシー君が、イヌワシの大きさ、餌になるウサギやヘビのことなどクイズ形式でお話ししてくれました。


続いて登場したのは、国連生物多様性の10年日本委員会の地球いきもの応援団のメンバーとしてもご活躍している四代目江戸家猫八師匠です。いきもののものまねを通して、虫や鳥などがこの自然の中でつながっていることを、からだいっぱい使って表現してくださいました。
猫八師匠が「この声は?」とたずねると、園児たちはみんな元気に「ハイ、ハイッ!」手をあげて答えていました。ウグイス、カラス、トビ、ホオジロ、スズメ、カモメ、ウミネコ、コオロギ、スズムシ、カエルなど、確か、イヌワシの声も聞こえてきたかも?

仙台市八木山動物公園のみなさんにも協力していただきました。モルモット7匹とふれあいました。これまでの出張で一番遠い場所だったそうですが、車酔いも無くモルモットたちは、元気にあさひ幼稚園のお友達に撫でられ気持ちよさそうにしていました。

ワッシー君も、みんなとふれあい、実物大のイヌワシやカラスのぬいぐるみで遊び、南三陸町の鳥「イヌワシ」を学びました。


みんなで記念撮影です。震災では、あさひ幼稚園も被災して、昨年夏に高台に新園舎が落成しました。使われた木は、材料ではなく、被災した木、動物たちが住んでいた木だそうです。
あさひ幼稚園のみなさんは自然に見守られ、元気にすくすくと成長することでしょう。

このイベントにご協力いただきました、江戸家猫八師匠、仙台市八木山動物公園の皆様、ご協力ありがとうございました。