東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ふるさとの山を登ろう ~事前授業~

2013年06月25日
宮古
 6月13日(水)鵜磯小学校と千鶏小学校の合同授業を行いました。
授業のテーマは「ふるさと」です。
地元にある月山を登ることによって、「ふるさと」について知り、思いでをつくることによって大切な場所のひとつにしてもらいたいというのが目標です。

櫻庭レンジャーによる授業が始まりました。
 最初に「ふるさとで過ごす時間は、大人になった時に自分の支えとなること、場所だけでなく、生まれ育った場所での友達もずっと大切な存在であること」を自分の経験をもとにお話しました。

みんなのふるさと、重茂について学ぼう!ということでまずは、世界の中から日本を探すところから始まります。地球儀を回して探しますが、ぐるぐる回してもなかなか見つからない・・・。一年生にはまだ少し早かったようです。中学年に聞きました。見つかりました。「ちいさぁ~い!」という声も聞こえて来ます。世界地図で見る日本が小さいことに気付きます。そこから、東北、東北の中の宮古、宮古の中の重茂半島を見つけていきました。

さて、重茂半島を見つけたら今度はみんなから、重茂がどういういう場所か教えてもらいました。海に囲まれた重茂半島は、魅力的な神社のお祭りや舞いがあります。釣り竿の先にお札をつけて、観客が踊り手になっている様子は、初めてみる人にとっては、不思議な光景ですが、地元の小学生は、「ふるさと」のおまつりに参加しているので、わかっています。私達にどういうものかを教えてくれました。

重茂地域のことについて教えてくれたみんなに、「月山に登ったことがある人」と聞くと、手があがりません。月山にはどんな生き物がいるだろう?どんな景色がみえるだろう。わからない時は、実際に見て感じる事が大事!と次回の月山遠足への意気込みをしました。いろんな発見が出来そうです。

 国立公園は美しい自然はもちろんのこと、それだけでなく昔から続く地域の暮らしを次の世代へつなげ、自然を活用してもらうための場所です。そんな素材ある場所をふるさとにもつ重茂が、小学生にとって特別な場所となるよう私達はお手伝いをしたいと思います。

次回は18日の遠足です。小学生達にとって初めての月山遠足では、たくさんの気づきをしたいと思います。