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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

講演と野鳥観察

2013年06月10日
秋田
 事務所の温度計は27度を指しています。6月に入り暑い日が続いている秋田市内です。


 昨日、森吉山ダム広報館にて講演と野鳥観察についてのワークショップの講師をしてきました。
 主催は広報館にて喫茶室や直売所を運営する根森田生産組合さんで、タイトルは『森吉の動植物 いのちの環を巡る』ということで午前中は講演を、午後はワークショップを行いました。


 講演には「自然環境の現状と地域との関わりについて」や「アクティブレンジャーになって思うこと」「地元の人も気付かない森吉の良さ」などをリクエストいただいてました。
 アクティブレンジャーになって見続けてきた森吉山やその周辺の特色や魅力あるいは地元の方々にもっと発信して欲しいと思っている情報などを織り込んでお話ししてきました。

 講演には業務中に撮影した森吉の森の写真と動物や野鳥の写真をたっぷり盛りこんで、豊かな森とその森に支えられて生きているいきもの達を紹介しました。


 久しぶりの講演でしたし、地元新聞社の記者さんや、主催者のビデオ、参加者のカメラなどが私に向けられた中でお話しするのは少々緊張しました。
 緊張から解放されたら急にお腹が空いてきました。お昼ご飯は生産組合のおかあさん方が作ってくれて地元の食材をふんだんに使った郷土料理を参加者全員でいただきました。炊き込みご飯や煮ものは特に美味しかったです!!



 午後は午前中に紹介した生きものたちを観察する事を想定したワークショップを行いました。
 実際に使っている双眼鏡やスコープやカメラなどの道具も使いながら「普段はこんな事に配慮しながら観察や調査をしています」と言う事をお伝えしました。

 午後という時間帯や森吉山ダム広報館には頻繁に人の出入りがあるので実際に野鳥を観察するのは難しいと思い、持参した小鳥のぬいぐるみは子ども達に大好評。またほぼ実物大でほぼ実物重量のぬいぐるみは大人にも好評で、手に持って色々と思うところがあったようです。

 実際に観察できたのはツバメで、ちょっと離れた電線尾上で羽繕いする様子が観察できました。また一瞬の出来事でしたが、そのツバメとバトルを繰り広げたハイタカも観察できました。
 午後の僅かな時間にこの様な観察が出来るなんて・・・ラッキーでしょうか?それとも森吉のなせる業でしょうか?



 最後になりましたが、ご参加いただいた皆様どうもありがとうございました。私はこれからも森吉で活動していきます。皆様とお目に掛かる事を心待ちにいたしております。