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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

伊豆沼外来魚駆除活動その2

2013年06月07日
仙台
沼にはハスの若い葉っぱがぷかぷか目立ち、伊豆沼ではサンコウチョウ、ホトトギスの声も聞こえるようになりました。

5月に報告した外来魚駆除活動のその後をお伝えします。
6月2日に行われたバスバスターズでは、地道に人工産卵床にオオクチバスやブルーギルの産卵、孵化仔魚の有無を確認しました。


150基の人工産卵床を確認したところ、ブラックバスの産卵は確認されず、その代わりにブルーギルの孵化仔魚が2基確認されました。オオクチバスの産卵はほぼ終わり、ブルーギルの産卵シーズンに入ってきたようです。

前回はオオクチバスの卵でしたが今回はすでに稚魚、目がクリっとしてかわいく見えるかもしれませんが、これは立派な特定外来魚。人工産卵床の中とその周辺で群れでたむろしているところを皆で、稚魚掬いです。出来るだけ多くの稚魚を掬い駆除します。この季節、在来魚の稚魚も泳いでいるので、間違わないように、目を凝らしています。

みんなの後ろ姿は、実は一列に並んで、網で稚魚の群れを一網打尽にしようという作戦です。まるでカワアイサのチームプレイの漁ようです。
この日、長年参加しているバスバスターズのメンバーは、「駆除活動をはじめたころに比べるとホント少なくなったよね。稚魚の群れの数も、産卵数も。」その言葉に頑張っている分の成果が少し見えてきました。
皆様お疲れ様でした。