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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

雪の白神山地-大沢林道と白神自然観察園-

2013年02月15日
白神山地
昔から津軽地方では、旧暦の1月1日(2013年2月10日)をすぎれば雪も落ち着くと言われています。
今日は、再来週に西目屋小の子ども達と雪山体験に出向くので、その為の下見もかねて、久しぶりに西目屋村の大沢林道と白神自然観察園を訪れました。
前述しましたが、旧暦の1月1日(旧正月)をすぎると気候が安定し、野外での活動がしやすくなります。しかし、まだまだ現地では2m程の積雪があります。

大沢林道の風景(上:大沢林道 下:ミズナラ林) photo 2013.2.13
こちらは大沢林道の今です。私たちが歩く前にスノーシューとスキーで歩かれている方もいらっしゃるようでしたが、あたりは雪に閉ざされた世界でした。周りのクリやサワグルミ、ミズナラの木には、葉っぱではなく、雪が帯状に積もっていました。

白神自然観察園の風景(上:杉の参道 下:白神自然観察園) photo 2013.2.13
大林道の隣にある杉林の中を抜けると、弘前大学の白神研究の前線基地である白神自然観察園があります。こちらもまだまだ雪の中ですね。さてこちらも私たちが歩く前に、お客さんがいらっしゃっていたようです。

白神自然観察園の周りで見られたフィールドサイン(図鑑で調べてみてください。) photo 2013.2.13
さて、みなさんは、写真の痕跡が「だれ」のものだかわかりますか?雪山は、春や夏と比べて、寒かったり、冷たかったりと自然体験をする上で非常に注意する必要があります。しかし、雪があることで普段見ることが出来ない動物たちの生活を垣間見ることが出来ます。私たちも巡視の際には、このようなフィールドサインを探しながら歩いています。
今度の西目屋小の子ども達とも、野生動物のフィールドサインを探しながら、雪山での活動を行う予定です。

間隙をついて見えた青空 photo 2013.2.13