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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

白神山地巡視員会議と管理計画説明会

2013年02月14日
白神山地
2月2日(土)に秋田県で、2月3日(日)に青森県で白神山地世界遺産地域巡視員会議が行われました。
巡視員会議は年に2回行われており、今回はそれぞれ白神山地の入り口となる藤里町と西目屋村で開催されました。



白神山地世界遺産地域の巡視活動は、白神の山に詳しい地域の方々を中心に行われており、違法な行為や自然の状態を日々パトロールしています。
巡視員会議は、白神山地の巡視員と、地域連絡会議(白神山地に関わる関係省庁や自治体によって構成)の参加メンバーで行います。
今回は、平成24年度のシーズンの巡視状況とその結果などについて情報共有しました。

環境省からは、事業報告や入山者数のモニタリング調査の結果などをお伝えしました。
入山者数調査の結果については世界遺産センターのHPでも公開しています。
http://tohoku.env.go.jp/nature/shirakami/topics/20130130a.html


また、午後には「白神山地世界遺産地域管理計画」の改定内容についての説明会を行いました。
昨年の1月に行った地域意見交換会や、科学委員会での検討を踏まえて管理計画(案)が作成されたため、改定の内容や先月から始まったパブリックコメント(意見公募)の手続きについて説明しました。

(昨年の意見交換会については谷口ARが紹介している日記をご覧ください)
http://tohoku.env.go.jp/blog/2012/02/1595.html



地域連絡会議のメンバーが前に出て、事務局の環境省よりスライドや資料を使って説明しました。
多くの巡視員さんやガイドさんなどの白神山地に関係している方や、地元の方が聞きにきてくれました。



質疑応答では様々な質問があり、多くの方が白神山地を保全していくための管理計画に関心を持っていてくれていることが分かりました。

管理計画の改定内容についてはHPでも紹介しており、広く意見を公募しています。
意見は2月25日まで募集していますので、関心のある方はこちらをご覧下さい。
http://tohoku.env.go.jp/to_2013/0125a.html