東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

エコプロダクツ東北2012

2012年10月23日
宮古
こんにちは。
今日の宮古は、曇っていて弱い雨がパラパラと降っています。

 10月19日(金)~10月21日(日)、仙台市の夢メッセみやぎにてエコプロダクツ東北2012が開催され、参加しました。
エコプロダクツ東北2012とは、環境問題を考え環境に優しい商品や事業内容を一般の方々に紹介するために様々な企業が集まった場でした。来場者に関心をもっていただけるようにクイズやクラフト体験など参加型の紹介をしていて、とてもわかりやすいように皆さんが工夫をされていました。環境省東北地方環境事務所でも廃棄物や温暖化対策の担当がブースを設け3Rやウォームビズについての呼びかけや取り組み紹介をしました。

宮古自然保護官事務所では東北地方環境事務所の国立公園担当者とともに、今環境省で取り組みを始めている「グリーン復興プロジェクト」について展示と紹介を行いました。

グリーン復興プロジェクトとは、東日本大震災において甚大な被害をうけた三陸沿岸の復興に貢献し、三陸沿岸にひろがる大自然や、そこに生活する人や文化を後生に伝え、それらを活用しながら復興していく環境省の大きなプロジェクトです。

基本の方針は以下の3つです。
○自然の恵みを活用 
○自然の脅威を学ぶ
○森・里・川・海のつながりを強める

そのプロジェクトの1つとして、「三陸復興国立公園(仮称)」の創設があります。
青森県八戸市の蕪島から宮城県石巻市女川町の牡鹿半島までとその周辺をひとつの国立公園とし、自然、地域、人をつなぎそこで様々な復興につながる取り組みを展開していこうとするものです。

そこで、今回のエコプロダクツで三陸の自然と現在の取組状況を知ってもらいたいと、壁にプロジェクトの対象エリアである八戸市から女川町周辺までの大きな地図(横に20.7m)を展示し、各々の場所の写真を貼り、来場者に見ていただくことにしました。
展示をじっくり見て、熱心にお話を聞いてくれる来場者も多くいらっしゃいました。
来年の春に青森県の蕪島までを新しい国立公園に指定するために準備を進めています。

「グリーン復興プロジェクト」という言葉が浸透し、少しでも皆さんが関心を持ち、一緒にその進め方を考えていただければとてもうれしく思います。



小さな来館者も来ました!生物多様性の可愛いシールをプレゼント。大人気でした。

自分の実家や親戚も被災したので、こういう取り組みを進めてほしい。と言って真剣に取り組みを見ていらっしゃる方もいらっしゃいました。

アンケートにご協力くださった方々には、オリジナルポストカードを差し上げました。どれも、職員が撮った想いのこもったポストカードです。