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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

本州最東端の地 魹ヶ埼(トドガサキ)灯台

2012年09月12日
宮古
みなさん、こんにちは。
少しずつ暑さが和らぎ、夕暮れになると、なんとなく肌寒く感じられる日が出てきました。
そろそろ夏が終わり秋に移ります。秋は虫の鳴き音、紅葉、キノコに、海産物、自然の中でも、賑わいを見せる季節ですね。

さて、今回は宮古市にある本州最東端の地、魹ヶ埼灯台へ至る歩道の調査の様子を紹介します。
9月4日、植物専門の方々とともに、重茂半島姉吉から魹ヶ埼灯台までの歩道調査を行いました。姉吉から魹ヶ埼灯台までは、陸中海岸国立公園の自然歩道の中でも、利用者が多く比較的歩きやすいコースだと思います。
震災で自然歩道の入り口が崩れ、通行止めとしていましたが、現在は歩くことができるようになっています。(北側の与奈~魹ヶ埼灯台までは、現在も通行止め)歩き始め、少し急な登り坂が続きますがそれを過ぎると、なだらかな道になり、植物の調査をしながら歩いて約1時間30分で、灯台へ到着します。
今回は、植物に精通した方々に色々と教えていただいたおかげで、今まで分からなかった植物の名前やその由来、そして周辺の植生の特徴などを学ぶ事ができましたし、魹ヶ埼灯台周辺には思った以上に多くの植物が存在していることを知りました。リンドウ、ラセイタソウ、ハマギクの他に、ハイメドハギ、ナガボノシロワレモコウ、カラマツソウ、岩場の隙間からヤマブドウが実を付けていたのには驚きました。自然歩道には、ヤマジノホトトギスや、フシグロセンノウ、ハギ類が花を付けていました。中でも、ヌスビトハギの名前の由来には、驚きました。(よかったら、調べてみてください)

トイレは、姉吉キャンプ場跡地の駐車場に仮設であるのみです。灯台前のトイレは現在使用できませんので、ご注意ください。
先ほど、「歩きやすいコース」と言いましたが、それでも、しっかりとした装備は必要です。たまに、サンダル、そして何も持たずに来る方とすれ違うことがありますが、それだと非常に危険です。魹ヶ埼灯台までは、林道を歩くのですから、様々な生き物に出会うこともあります。それだけでなく、約4㎞の舗装されていない道を歩くのは、体力も必要です。トレッキング経験者で慣れている人こそ、装備をしっかりとしているように思います。これから来る方は、動きやすい服装、飲み物や軽食など持って、万全の準備をして灯台を訪れてほしいと思います。
汗を流して、たどり着いた先にある灯台を見るのは、格別なものだと思います。



太陽の日差しから、木の葉が守ってくれます。時々風が吹いて気持ちよい自然歩道でした。

本日の灯台!何度来ても、そのときそのときで灯台が違って見えます。この日は、青空と青い海で、白い灯台がより一層栄えて見えました。

こんな景色も見ることができます。
海と岩の織りなす造形美、見事です!ぜひみなさんにも見て、感じていただきたい場所のひとつです。


【お知らせ】
10月28日(日)は、魹ヶ埼灯台が一般公開されます。浄土ヶ浜ビジターセンターでもそれに合わせてトレッキングイベントを開催予定です。(近日参加募集開始)本州最東端の灯台から見る景色は最高です。その日だけの眺めを、味わいたい方、是非、一緒にあるきましょう!お待ちしています。

是非、HPを覗いてみてください。
こちら→→→ http://www.jodogahama-vc.bz-office.net/