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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

国立公園を利用してもらうために

2012年08月25日
宮古
みなさん、こんにちは。
宮古では、連日30度を超える暑さが続いています。震災後初めて海水浴場がオープンした浄土ヶ浜にはこの夏、大勢の海水浴客が訪れました。それまで、少し寂しかった浄土ヶ浜ですが、一気にかつての賑わいを見せました。例年ですとお盆を過ぎると夏が終わった感じがしますが、まだ観光客がちらほら見られ、今年の夏は少し長く感じます。是非、お時間がある方は、時より吹く心地よい陸中海岸の海風を感じにお越しください。

さて、今回は先日行った危険木・支障木の調査について紹介します。
8月22日(水)、森林組合の方と田野畑村の北山崎園地の危険木や支障木の確認を行いました。確認した木や枝は、後日森林組合の方々に処理をしていただくのです。

国立公園では、「禁止事項、規制が多い」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、自然とふれあっていただくための場所でもあります。ですから、安心、安全に利用してもらい、訪れた人に「来て良かった!」「また来たい」と思ってもらえるように、維持管理をしていかなくてはなりません。そのためには危険な木だけでなく、展望台からの景色も大切になります。昨日は、そのための調査でした。




危険な枝を確認します。





違和感なく見てもらえるようにこのようなことをするのも、大切なお仕事の1つです。
木が大きくなるまえに、手入れをします。





霧のない風景(以前に撮影したもの)





今回見た北山崎第一展望台からの風景



北山崎の第1展望台からは、幻想的な景色が見えていました。まっ白い霧に包まれた北山崎からの眺めもまた見事で、濃い霧が発生する陸中海岸国立公園ならではの魅力の1つです。景色が見えなくて残念と思うよりも、次にくる楽しみが増えた!みんなが見ていない景色を見ることが出来た!と思ってもらえれば嬉しいです。

陸中海岸国立公園は、これからの季節もまだまだ見所満載です。