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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

―再び賑わう浄土ヶ浜への軌跡―

2012年07月19日
宮古
みなさん、こんにちは。
今日の宮古は、曇空で涼しい風が吹いています。長袖を羽織ってちょうど良い位です。宮古(沿岸部)に来るときは、念のために防寒対策をして来ることをお勧めします。


 前回の自然便りでは震災の影響を受けた植物を取り上げました。今回は今夏の利用者受け入れに向けて取り組んでいる浄土ヶ浜地区の様子について、紹介します。
岩手県から宮城県にかけて南北180kmに及ぶ陸中海岸国立公園は、平成23年3月に発生した東日本大震災により、全域にわたって甚大な被害を受けました。浄土ヶ浜地区においてもレストハウス、観光船遊覧施設、海岸歩道等、多くの施設が津波により破損・流出したほか、奧浄土ヶ浜の石浜形状も大きく変動しました。
早期の復旧に向けて、がれきの撤去や施設の安全点検、観光遊覧船等民間事業者の営業再開に向けた取り組み、また地域住民による清掃活動等、官民一体となった復旧作業が進められ、この夏は2年ぶりに海水浴場も開設されることになりました。
下の写真は、浄土ヶ浜の様子(震災の前、直後、現在までの経過)をたどったものです。

【奥浄土ヶ浜の浜の様子】



写真上 震災前の浄土ヶ浜です。
    干潮になると、写真左の岩までの道(砂洲)が現れてました。

写真中 震災後の平成23年4月18日の写真です。
    浜には、大量の瓦礫が流れ着きました。

写真下 平成24年7月17日に撮影しました。
    少しずつですが、元の形に戻ってきています。

【浄土ヶ浜レストハウス】

写真上 平成22年4月29日、リニューアルオープンした時の写真です。
写真中 平成23年3月11日の大震災で、壁と柱だけの姿になりました。
写真下 平成24年7月21日、建物の修繕が完了し、再び営業を開始します!

【浄土ヶ浜マリンハウス】



写真上 神秘的な海の空間「青の洞窟」遊覧の拠点として人気を集めていたマリンハウスです。
     いつも、多くの人で賑わっていました。

写真中 震災では、壊滅的な被害をうけました。

写真下 全国各地から、応援メッセージが届き、平成23年7月16日にプレハブを建てて営業を再開。
     この夏建物の修繕も完了しフルオープンです。


 なお、浄土ヶ浜海水浴場開設期間の7月21日~8月19日の間、安全の確保ができた海岸歩道の一部(マリンハウス前から観光船発着場、砥石浜から奥浄土ヶ浜)が解放されることになりました。浄土ヶ浜ビジターセンターから災第の見所である奥浄土ヶ浜まで、海を近くに感じながら歩くことが出来ます。

詳細は→環境省HP http://tohoku.env.go.jp/pre_2011/0725a.html


ぜひ、陸中海岸に来て、現地を見てほしいと思います。そして、たくさん楽しんでいってもらいたいです。

環境省では引き続き、浄土ヶ浜地区を安全かつ安心に利用することができるよう、トイレや海岸歩道等の復旧・再整備について岩手県や宮古市の協力を得ながら取り組んでいます。