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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

第2回 飯豊連峰保全シンポジウムが開催されました。

2012年03月06日
羽黒
 3月になり、あたたかくなってきて、ようやく雪も落ち着いてきました。
溜まる一方だった事務所周りの雪も、雪融けが進んでいます。もう少しで春ですね^^

 さて、報告が遅くなりましたが、2月18日に飯豊連峰保全連絡会の第8回会合と第2回飯豊連峰保全シンポジウムが山形県小国町で開催され、今回はその様子をお伝えしたいと思います。
 

 会場入り口の様子。

 第8会合では、平成23年度活動報告と平成24年度の作業について話し合いが行われました。
平成24年度の活動として、第9回会合を平成24年6月26日(火)、合同保全作業を天狗平ロッジをベースとして梶川尾根、丸森尾根にて同9月22日(土)~23(日)に実施することとなりました。
 
 また、連絡会下部組織「技術部会」については、実際に現場で作業され熱意を持っている方々からスターティングメンバー17名が専任され、メンバーからは意気込み等について挨拶が行われました。
 これからの飯豊や朝日での活躍が期待されます。

 
 技術部会メンバーからの挨拶
 
 シンポジウムでは、山形大学農学部菊池俊一准教授より基調講演があり、その後には、技術部会メンバーを交えたパネルディスカッションが行われ、①これまでの保全活動の評価、②これからの飯豊連峰の保全のあり方」について討論していただきました。
 

 菊池准教授による基調講演です。


 パネルディスカッションの様子。

 パネラーの皆さんが保全活動に関わるようになった経緯や想いなども語るのを、私も自分自身の経験と照らし合わせて、感慨深く拝聴しました。


 会場からも意見や声があがりました。

 仲間が仲間を呼んで、保全活動はどんどん盛り上がりを見せています。
山との関わり合いが深まっていくと同時に、人との関わり合いや絆も広く、そして深くなっているように感じ、それがとても嬉しくもあります。
保全活動に関わっている人は皆同じような想いを持っているのではないでしょうか。

 終了後は、場所を移して盛大に懇親会が行われ、翌日には、NPO法人飯豊朝日を愛する会主催の技術部会研修会「飯豊を語る会」が行われました。

 連絡会の活動は、来年度以降もますます盛り上がるを見せることでしょう。
 今後も皆さまとともに熱意を持って活動をしていきたいと考えておりますので、皆さま今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 ※今回の詳細は、後日飯豊連峰保全連絡会ニュースレターにてご報告させていただきます。
 過去のニュースレターは下記URLをご参照下さい。
 http://www.env.go.jp/park/bandai/data/index.html