アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
田んぼのタゲリ
2011年12月05日
秋田
本日より秋田大学インフォメーションセンターにおいて東北アクティブレンジャー写真展『心に残る風景』を開催しています。会場には大きなクリスマスツリーがあり、グランドピアノがあり、ゆったりできるソファーありでとっても居心地の良い空間です!!是非お越しください。
写真展の様子は明日にもお伝えするとしまして・・・
このところ大潟には多くの渡り鳥たちが飛来してきていますが、その野鳥たちを観察するために多くの方々が訪れています。皆さんそれぞれに目的というかお目当ての野鳥がいるようで、田んぼにも牧草地にも水路にも多くのバードウォッチャーの姿が見られます。
大潟村内の田んぼには多くのガン達が採餌していますが、その近くには多くのバードウォッチャーの姿があります。たいていの方はマナー良く観察したり撮影したりしているのですが中には残念な方もいるのが実情ですし、少数ではありますが『これは酷い!』と思うような方もいらっしゃるようです。。
最近はバードウォッチャーの数も増えてきました。皆さん野鳥の観察を楽しみにして来られているはずですので、野鳥はもちろんのこと、バードウォッチャー同士お互いに思いやりを持って観察したいですね。
さて・・今日はそんな多くのガンが集まり、多くの方が集まる田んぼに群れているのにあまり注目されていない【タゲリ】を取り上げました。
歩きながらのルートセンサス調査を終えて道路に出るポイントで必ず田んぼの方向をチェックします。その季節によって様々な野鳥たちの姿があるので毎回楽しみにしているのですがこの時期は『【タゲリ】いるかな?』と思いながら目をやります。保護区に隣接する田んぼは【タゲリ】の群れが毎年決まって立ち寄るポイントになっているのです。
このところ30羽ほどの群れが立て続けに確認できていますが、この日も27羽の【タゲリ】が田んぼで羽を休めたり、採餌する様子が観察できました。
観察中、『何を見ているんですか?』と県内ナンバーのバードウォッチャーが声をかけてきました。私は『あそこにいる【タゲリ】の群れですよ』と答えたのですがその方々は『あっそう?【タゲリ】か・・・』と言って双眼鏡も使わずに直ぐに移動していきいました。他にお目当ての野鳥がいるようで【タゲリ】には関心が向かなかったようです。
しばらくすると・・・今度はその田んぼにガンの群れを撮影するために1台の車がやってきました。位置関係は一番南側に私、その北側の田んぼに【タゲリ】の群れ、その北側にある農道をその車が進んできていて、更に北側にガンの群れという状態。車の進入に警戒した【タゲリ】はそろそろと歩いて移動しますが、その方は気がついていない様子。もちろん私にも気づいてはいないようでした。
結果:【タゲリ】は私の直ぐ側までやってきました^^ 観察し放題の撮影し放題。でもなんだか【タゲリ】が居心地悪そうだったので早々に立ち去りました。
ガンの群れに意識を集中するあまり、その反対側にいる【タゲリ】には全く気がつかなかったという事例。【タゲリ】の美しさに魅せられている方も多くいるなかでこうした事も・・・
野鳥にも「人気ランキング」というのがあるようなので人気の高い野鳥とそうではない野鳥がいるのはしかたのない事でしょうし、希少な野鳥により関心が向くのもこれまた自然な事かと思いますし、人それぞれ興味や関心の対象が違うのは当たり前ですので『もっと【タゲリ】に注目して!!』なんて言うつもりはありませんし、今回の私の体験もどうだって良いことかも知れません。
でもこれまでいろいろな事例を見たり聞いたりしてきた事から思うのですが・・・観察や撮影に優先順位をつけてその順位が高い野鳥には注意を払うけど、そうでは無い野鳥は扱いが大きく変わる事に違和感を感じます。更にはその順位が低い野鳥を観察しいる人までもが一緒になって軽視されるのはどうなんでしょうか?
写真展の様子は明日にもお伝えするとしまして・・・
このところ大潟には多くの渡り鳥たちが飛来してきていますが、その野鳥たちを観察するために多くの方々が訪れています。皆さんそれぞれに目的というかお目当ての野鳥がいるようで、田んぼにも牧草地にも水路にも多くのバードウォッチャーの姿が見られます。
大潟村内の田んぼには多くのガン達が採餌していますが、その近くには多くのバードウォッチャーの姿があります。たいていの方はマナー良く観察したり撮影したりしているのですが中には残念な方もいるのが実情ですし、少数ではありますが『これは酷い!』と思うような方もいらっしゃるようです。。
最近はバードウォッチャーの数も増えてきました。皆さん野鳥の観察を楽しみにして来られているはずですので、野鳥はもちろんのこと、バードウォッチャー同士お互いに思いやりを持って観察したいですね。
さて・・今日はそんな多くのガンが集まり、多くの方が集まる田んぼに群れているのにあまり注目されていない【タゲリ】を取り上げました。
歩きながらのルートセンサス調査を終えて道路に出るポイントで必ず田んぼの方向をチェックします。その季節によって様々な野鳥たちの姿があるので毎回楽しみにしているのですがこの時期は『【タゲリ】いるかな?』と思いながら目をやります。保護区に隣接する田んぼは【タゲリ】の群れが毎年決まって立ち寄るポイントになっているのです。
このところ30羽ほどの群れが立て続けに確認できていますが、この日も27羽の【タゲリ】が田んぼで羽を休めたり、採餌する様子が観察できました。
観察中、『何を見ているんですか?』と県内ナンバーのバードウォッチャーが声をかけてきました。私は『あそこにいる【タゲリ】の群れですよ』と答えたのですがその方々は『あっそう?【タゲリ】か・・・』と言って双眼鏡も使わずに直ぐに移動していきいました。他にお目当ての野鳥がいるようで【タゲリ】には関心が向かなかったようです。
しばらくすると・・・今度はその田んぼにガンの群れを撮影するために1台の車がやってきました。位置関係は一番南側に私、その北側の田んぼに【タゲリ】の群れ、その北側にある農道をその車が進んできていて、更に北側にガンの群れという状態。車の進入に警戒した【タゲリ】はそろそろと歩いて移動しますが、その方は気がついていない様子。もちろん私にも気づいてはいないようでした。
結果:【タゲリ】は私の直ぐ側までやってきました^^ 観察し放題の撮影し放題。でもなんだか【タゲリ】が居心地悪そうだったので早々に立ち去りました。
ガンの群れに意識を集中するあまり、その反対側にいる【タゲリ】には全く気がつかなかったという事例。【タゲリ】の美しさに魅せられている方も多くいるなかでこうした事も・・・
野鳥にも「人気ランキング」というのがあるようなので人気の高い野鳥とそうではない野鳥がいるのはしかたのない事でしょうし、希少な野鳥により関心が向くのもこれまた自然な事かと思いますし、人それぞれ興味や関心の対象が違うのは当たり前ですので『もっと【タゲリ】に注目して!!』なんて言うつもりはありませんし、今回の私の体験もどうだって良いことかも知れません。
でもこれまでいろいろな事例を見たり聞いたりしてきた事から思うのですが・・・観察や撮影に優先順位をつけてその順位が高い野鳥には注意を払うけど、そうでは無い野鳥は扱いが大きく変わる事に違和感を感じます。更にはその順位が低い野鳥を観察しいる人までもが一緒になって軽視されるのはどうなんでしょうか?