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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

肩羽ひらり

2011年11月18日
秋田
 今朝の出勤時、道ばたの草が真っ白くなっていて、水たまりは薄い氷が張っていました。今日、秋田市内では初霜と初氷を観測しました。



 この季節になると野生下で暮らす動物たちの身体を覆う羽や毛の性能に感心してしまいます。寒い中でも体温を維持し、雨や雪が降ってもコンディションを保ち続けるなど高い性能を有しています。
 野鳥の全身を覆う羽にはその部分によって役割が分かれているそうで、その役割に合わせて多様な大きや質感をしています。

 さて明日明後日、秋田県地方の天気予報は「雨」となっています。内陸部では雪となるところもあるようです。この時期『雨』が降るとなると相当に厳しい時間を過ごすことになるはずですが、この時重要な役目を果たすのが『肩羽』と呼ばれる羽です。

 とは言っても、野外にいる野鳥のどの部分が『肩羽』なのかイマイチ分かりにくいのですが、先日風が強い日に『肩羽』がひらひらと浮き上がっている【トビ】がいました。


 静止している状態で、強い風が吹き付けたようで、時折ひらりひらりと『肩羽』がめくれ上がっていました。
 『肩羽』は同一個体の羽の中では大きな部類に入る羽で、特に幅の広さに関してはその野鳥の中でも最大級です。その幅広く大きな羽は身体の上面を覆っています。そのおかげで飛ぶための機能を持つ羽を雨や紫外線から保護して劣化を防ぎ、雨粒を身体の外側に排する役目をもっているのです。

 上の写真を撮りながら・・『なるほど!こうなっているから雨に濡れても身体の中まで入りこまずにコンディションを保てるのか!』と感心してしまいました。『肩羽』は傘の役割をもっているんですね。これからやってくる厳しい季節も高性能の羽で乗り切ってもらいたいものです。




 ところで・・・私、昨年も『肩羽』に注目した記事を書いていました。他の羽は(多分)取り上げたことがないはずなのに『肩羽』は2度目でした。私は「どうして野生動物たちは雨に濡れても平気なんだろう?」という事が気になるようです。。