アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
【実施報告】自然観察会『紅葉の幸兵衛滝を訪ねる』
2011年10月24日
秋田
森吉山野生鳥獣センター運営協議会が主催する自然観察会の年間予定では、この日『安の滝』コースで自然観察会を予定していたのですが、先にこの日記でもお伝えしたように『安の滝』は土砂崩れの影響で一部のコースで通行が出来なくなっていて、滝の全容を見ることが出来なくなっている事もあってコースを変更し、同じく奥阿仁エリアで人気の高い『幸兵衛滝』などをがある立又渓谷へとコースを変更して自然観察会を実施する事としました。
予定の募集人員を超える40名の方々からお申し込みをいただき(4人と多めのキャンセルがありましたが・・)観察会を実施することとなりました。
当日は未明から断続的に強い雨が降って開催できるのか?不安に感じるほどでしたが次第に雨脚が弱まり、空も明るくなってきて文字通り明るい兆しが見えてきました。
打当温泉前に集合し、北秋田市が手配してくれたバス等に乗り込んで立又渓谷のハイキングコース駐車場へと向かいました。
このコースは特にカメラマンへの人気が高く、紅葉の時期には週末ともなると滝の展望地に三脚の林が出来るほど。現在地元銀行のカレンダーにはこのエリアの滝の写真が採用されている事からもその人気のほどがうかがえるはずです。
集合場所に来るまで開催できるかどうか?私も不安でしたし、参加者の皆さんも『本当にいくの?』と不安になっていましたが、スタート地点に着いた頃には雨も上がって、空も皆さんの表情も明るくなっていました。
3班にに分かれて観察会はスタート。順調に歩いて最初に現れる『一ノ滝』へ到着。先着したカメラマンが撮影していましたがちょっとお邪魔させてもらって皆さん思い思いに滝を撮影したり、滝をバックに記念撮影をしたり!!
この後、人気の『二ノ滝』そして最奥に控える『幸兵衛滝』へと向かうはずでした。
いよいよこの先、コースが急になるぞ!と気を引き締めたところで無線から1班のサポートに当たっている方の声が・・・
『スズメバチがいる!!』
我々の前を歩いていた方々が大声でスズメバチがいることを教えてくれたようで、それを私たちに伝える為の無線でした。
参加者の皆さんにはその場に待機していただいて事務所スタッフで確認しにいくとブンブンと羽音を立ててスズメバチが何頭も飛んでいます。しばらく様子を確認したところ枯死した木の根元に巣があるようです。しかもその場所は歩道から直ぐ。
ここを団体で行きと帰りに通過するなんてとても考えられません。直ぐに中止を決定しました。これから更に楽しくなるはずでしたので残念ですが、この判断は適切であったと思っております。
とはいえ、観察会は始まったばかりでしたので時間的な余裕があります。幸い行動可能な天候でしたので講師&スタッフで話し合って、一旦駐車場まで戻って、バス等で移動して『安の滝』へと向かうこととしました。
移動と昼食を経て改めて仕切り直して観察会の再会です。例年であれば駐車場も満車で、コースもすれ違いが大変な程ですが、今年はそうした影響もあって駐車場も空きが目立ちハイカーもカメラマンも少なめ。図らずも『自然観察会』にはもってこいの条件となりました。
食事も済ませているので荷物も軽くなってますし、お互いのコミュニケーションもはかれ、さらに一度歩いているので準備運動にもなっていて再スタートも順調にきれ、和やかに第2幕が始まりました。
近くとはいえ1筋変わればその様子も違っています。先ほどと比較しながら周辺の景色も楽しんで安の滝へ向かいました。
ガスと雨で遠望が聞かないものの逆に幻想的な雰囲気になって『雨もまたいいもんですね?』なんて声も聞かれました。晴れていればそれはそれで気持ちのいいハイキングなった事と思いますが、雨は雨でまた趣があって、独特の匂いもあって、葉には艶が出て・・・雨のハイキングを楽しんできました。
天気やスズメバチなど様々な自然の障害(?)も講師の皆さんの豊富な経験と機転で乗り越え、さらにはそれさえも”いい経験”と語る参加者の皆さんのご協力のおかげで予定時刻には観察会を終了することが出来ました。ありがとうございました。
最後になりましたが、集合場所やトイレ、解散後の入浴割引など多大なご協力をいただきました『打当温泉マタギの湯』の皆さん、どうもありがとうございました。
予定の募集人員を超える40名の方々からお申し込みをいただき(4人と多めのキャンセルがありましたが・・)観察会を実施することとなりました。
当日は未明から断続的に強い雨が降って開催できるのか?不安に感じるほどでしたが次第に雨脚が弱まり、空も明るくなってきて文字通り明るい兆しが見えてきました。
打当温泉前に集合し、北秋田市が手配してくれたバス等に乗り込んで立又渓谷のハイキングコース駐車場へと向かいました。
このコースは特にカメラマンへの人気が高く、紅葉の時期には週末ともなると滝の展望地に三脚の林が出来るほど。現在地元銀行のカレンダーにはこのエリアの滝の写真が採用されている事からもその人気のほどがうかがえるはずです。
集合場所に来るまで開催できるかどうか?私も不安でしたし、参加者の皆さんも『本当にいくの?』と不安になっていましたが、スタート地点に着いた頃には雨も上がって、空も皆さんの表情も明るくなっていました。
3班にに分かれて観察会はスタート。順調に歩いて最初に現れる『一ノ滝』へ到着。先着したカメラマンが撮影していましたがちょっとお邪魔させてもらって皆さん思い思いに滝を撮影したり、滝をバックに記念撮影をしたり!!
この後、人気の『二ノ滝』そして最奥に控える『幸兵衛滝』へと向かうはずでした。
いよいよこの先、コースが急になるぞ!と気を引き締めたところで無線から1班のサポートに当たっている方の声が・・・
『スズメバチがいる!!』
我々の前を歩いていた方々が大声でスズメバチがいることを教えてくれたようで、それを私たちに伝える為の無線でした。
参加者の皆さんにはその場に待機していただいて事務所スタッフで確認しにいくとブンブンと羽音を立ててスズメバチが何頭も飛んでいます。しばらく様子を確認したところ枯死した木の根元に巣があるようです。しかもその場所は歩道から直ぐ。
ここを団体で行きと帰りに通過するなんてとても考えられません。直ぐに中止を決定しました。これから更に楽しくなるはずでしたので残念ですが、この判断は適切であったと思っております。
とはいえ、観察会は始まったばかりでしたので時間的な余裕があります。幸い行動可能な天候でしたので講師&スタッフで話し合って、一旦駐車場まで戻って、バス等で移動して『安の滝』へと向かうこととしました。
移動と昼食を経て改めて仕切り直して観察会の再会です。例年であれば駐車場も満車で、コースもすれ違いが大変な程ですが、今年はそうした影響もあって駐車場も空きが目立ちハイカーもカメラマンも少なめ。図らずも『自然観察会』にはもってこいの条件となりました。
食事も済ませているので荷物も軽くなってますし、お互いのコミュニケーションもはかれ、さらに一度歩いているので準備運動にもなっていて再スタートも順調にきれ、和やかに第2幕が始まりました。
近くとはいえ1筋変わればその様子も違っています。先ほどと比較しながら周辺の景色も楽しんで安の滝へ向かいました。
ガスと雨で遠望が聞かないものの逆に幻想的な雰囲気になって『雨もまたいいもんですね?』なんて声も聞かれました。晴れていればそれはそれで気持ちのいいハイキングなった事と思いますが、雨は雨でまた趣があって、独特の匂いもあって、葉には艶が出て・・・雨のハイキングを楽しんできました。
天気やスズメバチなど様々な自然の障害(?)も講師の皆さんの豊富な経験と機転で乗り越え、さらにはそれさえも”いい経験”と語る参加者の皆さんのご協力のおかげで予定時刻には観察会を終了することが出来ました。ありがとうございました。
最後になりましたが、集合場所やトイレ、解散後の入浴割引など多大なご協力をいただきました『打当温泉マタギの湯』の皆さん、どうもありがとうございました。