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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

大潟草原鳥獣保護区にてコサメビタキ観察

2011年09月02日
秋田
 今後日本海側へと向かうとされる台風の進路が気になります。その影響でしょうか?秋田県内は不安定な天気が続いています。今後の気象情報に注意して過ごしましょう。


 台風がやってくると一部の鳥好きの方々は『何か珍し鳥がやってこないかな』と期待しているようです。それはともかく・・・現在は、野鳥の秋の渡りが始まり各地で普段とは違った野鳥が観察されています。今日は先日大潟草原鳥獣保護区での調査時に観察した中からご報告します。


 大潟村はご存じのように年間を通じて多くの野鳥が観察できることろですが、渡りの時期には更に様々な野鳥が観察されます。山の鳥と言わず、海の鳥と言わず、ひょんなことろであっと思うような野鳥が観察されます。

 先日、スズメとニュウナイスズメが一緒に行動しているところにそれらよりも一回り小さく感じられる小鳥を見つけました。
 私が乗る車の上にある木の上に止まったかと思うと電線に移動して・・と忙しく飛び回っていました。

 スズメよりも小さく見え、お腹が白く、頭が大きめで、クリッとした眼と白いアイリングが印象的でした!! 




 もはや大潟草原鳥獣保護区では『まさか・・』とは思わなくなってきました。どんな野鳥が居ても大潟村なら『あり得る』と思えるからです。なのでこんな場所にまさか【コサメビタキ】が・・と思いがちですがかなり冷静に『おっコサメだ!』って感じでした。

 この【コサメビタキ】のように山の中にいると枝の混み合ったところにいて観察しにくいと感じる野鳥が電線のようなとっても見やすい場所にやって来てくれるのも大潟村の特徴かも知れません。