アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
【実施報告】自然観察会『深緑の赤水渓谷を歩く』
2011年08月26日
秋田
目まぐるしく天気予報が変わっています。あっという間にお空の上は「秋の空」に変わっていたようです。数日前には雨の予報だった今日の秋田市内は快晴!!久しぶりに青い空が広がっています。
勿体ぶるつもりはなかったのですが・・・ようやく今日、観察会のご報告が出来ます。実は当日ずっと、「てんやわんや」じゃない・・「てんてこ舞い」でしたので、写真がほとんど撮れて無くて事務所の保護官や当日スタッフとしてサポートしてくれた鳥獣保護区管理員さんに写真を頂いてようやく報告することが出来ます。
当観察会でも一番と言っていい人気コースには定員の30名を大きく越える多くの方々にお申し込みいただきました。出来るだけ多くのかたに素晴らしい光景を見て、感じていただきたいとは思いますが運営上の限界もあり、定員を拡大して40名として観察会を実施いたしました。
皆さんとても楽しみにして下さっていたようで、誰一人として欠けることなく集合していただき順調に観察会はスタートしました。
渓谷へと伸びている歩道で観察しながら進みます。当日は心配されたヤブ蚊にも悩まされることなく随所で観察することが出来ました。
陽に照らされることもなく、蒸し暑くもなく、薄曇りで見上げての観察もしやすく、自然観察会日和と言っていい中で進んでいきました。
途中の渓谷では淵に集まる魚影がハッキリ見えて、じっくり観察できました。その後何度となく『あっ今ここを通った!!』と大人達が魚を眼で追う光景を楽しく眺めていました。
順調に歩を進めて、いよいよ渓谷へと入っていきます。岩の間から流れる湧水を飲んだり、長靴でじゃぶじゃぶ、ばしゃばしゃする姿からテンションが上がっているのが解るようでした。
この時点では、水量はいつもより多いものの沢水も澄んでいて、風もなく波も立たず歩行にはそれほど支障は感じることはなかったそうです。
この時・・・帰りにはもの凄い増水と濁流に悩まされることになると誰が予想できたでしょうか?
いよいよここから先は渓相が目まぐるしく変化して次々と見所がやって来ると言うところまで差し掛かったところで雨が落ちてきました。はじめはパラパラと降って、一旦止んだ雨も次第に強まりついには本降りとなりました。
この間、たいして時間をかけた訳ではありませんが渓谷の様子は一気に悪化していきます。そんな中でも皆さんキチンと足場を選んで慎重に行動していただきました。
私としてもここまで急激な変化は初体験でした。赤水渓谷はこれまで見たこともないところからも滝のような水流が流れ落ちていました。しかしそんな様子を眺めている余裕もなくただただ安全に引き返すことだけを考えていました。
この状況に関しては既にこの日記で伝えしていますので割愛します。あの日、一緒に行動した方々と会った時、話題は必然に「あの日の行動について」になります。この観察会は参加された方々、講師陣とサポートスタッフ全員にとって何かしらの教訓を残しました。この経験は必ずこの後の活動に活かされていくはずです。
最後に・・参加された皆様。今回はあのような厳しい一面を見せた赤水渓谷ですが、違った一面を見せる時もあります。赤水渓谷が機嫌の良い日を選んで是非またお越し下さい。お待ちいたしております!!
勿体ぶるつもりはなかったのですが・・・ようやく今日、観察会のご報告が出来ます。実は当日ずっと、「てんやわんや」じゃない・・「てんてこ舞い」でしたので、写真がほとんど撮れて無くて事務所の保護官や当日スタッフとしてサポートしてくれた鳥獣保護区管理員さんに写真を頂いてようやく報告することが出来ます。
当観察会でも一番と言っていい人気コースには定員の30名を大きく越える多くの方々にお申し込みいただきました。出来るだけ多くのかたに素晴らしい光景を見て、感じていただきたいとは思いますが運営上の限界もあり、定員を拡大して40名として観察会を実施いたしました。
皆さんとても楽しみにして下さっていたようで、誰一人として欠けることなく集合していただき順調に観察会はスタートしました。
渓谷へと伸びている歩道で観察しながら進みます。当日は心配されたヤブ蚊にも悩まされることなく随所で観察することが出来ました。
陽に照らされることもなく、蒸し暑くもなく、薄曇りで見上げての観察もしやすく、自然観察会日和と言っていい中で進んでいきました。
途中の渓谷では淵に集まる魚影がハッキリ見えて、じっくり観察できました。その後何度となく『あっ今ここを通った!!』と大人達が魚を眼で追う光景を楽しく眺めていました。
順調に歩を進めて、いよいよ渓谷へと入っていきます。岩の間から流れる湧水を飲んだり、長靴でじゃぶじゃぶ、ばしゃばしゃする姿からテンションが上がっているのが解るようでした。
この時点では、水量はいつもより多いものの沢水も澄んでいて、風もなく波も立たず歩行にはそれほど支障は感じることはなかったそうです。
この時・・・帰りにはもの凄い増水と濁流に悩まされることになると誰が予想できたでしょうか?
いよいよここから先は渓相が目まぐるしく変化して次々と見所がやって来ると言うところまで差し掛かったところで雨が落ちてきました。はじめはパラパラと降って、一旦止んだ雨も次第に強まりついには本降りとなりました。
この間、たいして時間をかけた訳ではありませんが渓谷の様子は一気に悪化していきます。そんな中でも皆さんキチンと足場を選んで慎重に行動していただきました。
私としてもここまで急激な変化は初体験でした。赤水渓谷はこれまで見たこともないところからも滝のような水流が流れ落ちていました。しかしそんな様子を眺めている余裕もなくただただ安全に引き返すことだけを考えていました。
この状況に関しては既にこの日記で伝えしていますので割愛します。あの日、一緒に行動した方々と会った時、話題は必然に「あの日の行動について」になります。この観察会は参加された方々、講師陣とサポートスタッフ全員にとって何かしらの教訓を残しました。この経験は必ずこの後の活動に活かされていくはずです。
最後に・・参加された皆様。今回はあのような厳しい一面を見せた赤水渓谷ですが、違った一面を見せる時もあります。赤水渓谷が機嫌の良い日を選んで是非またお越し下さい。お待ちいたしております!!