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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

【実施報告】環境学習会『第7回ふるさとサマーキャンプ』

2011年08月02日
秋田
 暑中お見舞い申し上げます。


 暑い日が続きますね。窓の外から聞こえる”竿灯囃子”も熱を帯びてきて東北の短い夏は今まさにクライマックスを迎えようとしています。
 市街地はまだまだ厳しい暑さが続いていますが、森吉山麓高原は朝晩には涼しい風が吹いてきました。そんな中、夏休みシーズン恒例の『ふるさとサマーキャンプ』を実施いたしましたのでご報告します。


 夏と言えば・・・海だ!山だ!なんて言いますよね?でももっと具体的に川遊びだ!!麦わら帽子だ!!なんだかんだ・・と色々な夏の定番が皆さんにもあると思います。私にとっては『ふるさとサマーキャンプ』が夏の定番となりました。しかもプログラム、食事も夏エキス満載です!!

 主催はNPO法人冒険の鍵クーン、森吉山野生鳥獣センター運営協議会が共催しています。今年で7回目の『ふるさとサマーキャンプ』はすっかり森吉山麓の夏の風物詩になった感があります。
 そこに北秋田市や秋田市などから16名の小学生が集合しました。新たに仲間に加わってくれた約半数の子供達と逢えたことが嬉しく、もう半数のお馴染みの子供達もこの1年で大きく成長した姿を見ることが出来て嬉しく感じました。


 奥森吉青少年野外活動基地親子キャンプ場に到着後、早速オリエンテーションをします。
 それが終わると早速自分たちの拠点の確保です。テントの設営無くしてキャンプ生活はあり得ませんからね~。ボランティアの学生達も手伝って各班で設営していきますが、みんな手際が良くて予定していた時間よりも早く出来たようです。
 夏と言えば「キャンプ」ですよね?星空の下で「テント泊」ですよね?



 早くできたご褒美タイムには・・みんなで虫取り網を持ってトンボ取りです、狙いはオオルリボシヤンマです!!
 男の子も女の子も網と虫かごを持ってナツアカネやノシメトンボを次々とゲット!!中にはそこには目もくれずにヤンマ一本槍の子もいました。
 どうです?最近虫取り網を持った子供の集団を見たことありますか?私的には夏と言えば「虫取り」は外せません!!


 子供達が虫取りに夢中になっている間にお昼ご飯の準備が整いました!夏と言えば「そうめん」ですよね?そして地元で取れたての枝豆も・・・夏と言えば「枝豆」でしょう!!



 食事の後には私が担当するプログラムがあり、みんなで元気に楽しい時間を過ごしました。この時間は写真撮影が出来ませんでしたので泣く泣く割愛して・・、元気に動き回った後、喉も渇いたはずです!!そんな時、何食べます?夏と言えば・・・「スイカ」でしょ!!

 今思えば・・・夏の定番「スイカ」を食べている時の子供達が一番大人しかったかも知れません!!「スイカ」には子供達のテンションをクールダウンさせる効能もあるのかも知れません。

 その後は大切な一仕事!!数十年後の未来に思いを馳せて子供達にブナの苗木を植樹してもらいます。今では自分が植樹した苗木を大切に思い、毎年順調に生育しているか確認に訪れる人もいるんだとか・・・
 

 
 小学生にはなかなかの重労働になる植え穴も自分で掘って、苗木選びも慎重に、そして肥料も多めに入れたりして各自植樹完了です。そしてその苗木の横に名札を立てます。日付と名前を書いて裏側には『大きくなってね』なんてメッセージも添えます。そんな姿を子供らしくて良いなぁ~なんて思っていたのですが、みんな目は真剣でした。

 
 この後も、温泉に入り、晩ご飯を食べ、ナイトハイクをしてと盛りだくさんで初日を終了。2日目はみんなお待ちかねのカヌー!自分の手で漕いで太平湖を楽しく渡っていたはずです。。
 とこれを全部書いたら相当長くなるのでこの辺で・・・