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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

見ておきたいですね

2011年07月07日
秋田
 巡視からの帰り道、とある神社の祭典が行われていていつも通る道路が通行止めに・・・。思わぬ遠回りをしましたが、そこが渋滞で・・・。でもまぁお祭りですからね~^^。仕事がなければそのお祭りを見てみたかったです。
 最近、窓の外からは竿灯のお囃子が聞こえてきます。これから東北は夏祭りの季節を迎えます。楽しみになってきました!!




 はい。楽しみと言えば・・・『毎年来るのを楽しみにしている』野鳥っていますよね?あの鳥に会っておかないとなんか落ち着かないというか・・物足りないというか・・・。今日はそんな野鳥の話題です。



 この時期、周囲の”緑”がどんどん色濃くなり空の青さも増してきていますよね?そんな中、『白』が目を引きます。特に『シラサギ』と呼ばれる全身真っ白のサギ達は田んぼにいても、ヨシの中にいても、水辺にいてもその場所と白い羽のコントラストが美しく目を惹かれてしまいます。

 コロニーではダイサギがそろそろ巣立ちの時を迎えそうです。保護区内の水辺では親鳥が採餌する様子を見かけます。ダイサギは「静」!自分の位置を決めたらそこに餌がくるまでで「待つ」というスタイルのようです。
 最近田んぼを中心に姿を現すようになったチュウサギは、「動」!動き回って「積極的に餌を探す」というスタイル。同じく田んぼや休耕田で見かけるコサギは「技」!歩きながらも自分の脚を左右に振って餌を「誘き出して捕まえる」スタイル。この様に一口に「シラサギ」と言ってもその食事スタイルにはそれぞれ特徴があります。
 そんな「シラサギ」の中でも最も特徴的な餌の取り方をする(と言っても過言ではないはず・・)サギを観察してきました。




 水辺を動き回って餌を探すのですが・・・餌となる獲物を見つけると首を斜めに伸ばして(上の写真を参照)狙いを定めたり、体制を低くして羽を半開きにして(下の写真を参照)獲物を捕まえやすいようにしたりと、とにかく特徴的な動きをします。


 このサギの名は【カラシラサギ】。これで4年連続の確認となりました。今やすっかり夏の初め恒例のお客様となりました。今年の夏は『○○にも【カラシラサギ】にも逢えたし・・』と幸先がイイです!!