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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

動く砂

2011年07月06日
仙台
今日の仙台は暑いのですが、昨日までの蒸し暑さとは違い、カラッとしているように感じです。

6月下旬に仙台海浜鳥獣保護区に調査にでかけてきましたのでその時の変化をお伝えします。

蒲生干潟に出かける度に、「アッ変わっている!」とつい出てしまうのです。今回は七北田川から干潟に水が出入りする部分の導流堤が砂に埋め尽くされているのです。

昨年5月の導流堤付近の写真です。多くの人々が潮干狩りに訪れていました。


震災後、4月14日に撮影した導流堤部分です。この日は満潮に近い時間でしたので、水量たっぷりでした。


これは6月上旬、昨年の潮干狩りの写真に近い感じと思うのですが、どうでしょうか?干潟に降りるルートも流されているのですが面影がありますよね。



そして、6月下旬の状態です。たった20日間で砂が動いたのです。大潮、高潮、低気圧天候に左右される「動く砂」が海底にまだまだたっぷりあるのでしょうか?
津波で陸に砂を運んだはずなのですが、引き波で海に戻った分なのでしょうか?「動く砂」です。

今度、出かけた時にはどんな驚きが待っているのかしら?