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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

愛鳥学習会 今年は山内小学校

2011年06月08日
秋田
 秋田県自然保護課が毎年実施していて、当事務所も毎年お手伝いさせていただいている『愛鳥学習会』が昨日実施されました。今年は横手市立山内小学校の4年生5年生6年生79人+教諭4名が大潟草原鳥獣保護区にやって来てくれました。

 私自身この行事は毎年楽しみにしているものの一つなので、当日別の行事もあったのですが『愛鳥学習会』のお手伝いをしました。通常の巡視・調査を終えて管理棟で待っていたのですが、予定時刻を過ぎても到着しなかったので落ち着きが無くなりソワソワし出しましたが、管理棟前にバスが到着した時は、ホッとしたような・・嬉しいような・・そんな気持ちになりました。

 バスから降りて次々とやって来る児童達と挨拶を交わしながら招き入れるのですが、かなりタイトな日程だったため、考えていたことがキチンと出来ないまま全員の前に立ってしまいました・・。
 元々話も下手なものですから私のつまらない挨拶などは手短に済ませて出来るだけ長い時間野鳥の観察をしてもらうことにしました。
 
 私や鳥獣保護区管理員さんが普段実際に使っているスコープを使って野鳥観察をしてもらいました。はじめは使い方がよく解らず戸惑っていた児童達もちょっと使い方を教えると直ぐにアジャストしてしっかりと観察できていました。


 観察窓からサギのコロニーを観察しています。今はちょうどアオサギやダイサギの巣に雛が見える時です。


 巣の上に雛の姿を見つけると歓声が上がります。『雛が見えた!!』と嬉しそうな顔して素直な事をいう児童達を見て私たちも幸せな時間を過ごすことが出来ました。


 これは学習会ですからしっかりと資料も持っていてそれと見比べたりしながら観察している子もいました。


 こういう楽しい時間はあっという間に過ぎていくもので・・・窓の外にはチュウヒも旋回していましたがそろそろ帰る時間です。全員で整列して、代表の児童がそれは立派なお礼の挨拶をしてくれたので、私も嬉しくなって『皆さんの住んでいる地域にもたくさんの野鳥が居ます。これをきっかけに身近な野鳥を見て、知って、野鳥に興味を持ってくれたら嬉しい・・・』みたいなことを口走ってしまいました^^本当にそうなってくれたら嬉しいな~と思っています。