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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

花の便り

2011年04月21日
秋田
 大潟草原鳥獣保護区からの花便り第2弾です。写真をくっつけて長くなっているので2種類に留めていますけど・・・ちょうど週末頃に見頃になりそうです。


 【ハコベ】数は多くはありませんが南の池公園内や周辺の道路沿いで見られます。
 春の七草に数えられていて古くから知られている花ですが、よく似た種類があって識別には苦労するそうです。といいながら・・私も間違っているかも知れませんけど。
 ところで皆さん春の七草全部知ってますか?名前は知っていてもどんな花かご存じですか?あっ・・・花だけでもないか?
 

 【ヒメオドリコソウ】もうそこら中に群生しています。
 日本各地で見られるそうですが、本来はヨーロッパ原産の植物なんだそうです。つまりは外来種ですね。そう聞くとなんだか嫌悪してしまう方もあるかも知れませんが、花言葉は『愛嬌』。これを聞いてしまうとちょっと見方が変わるかも知れませんね。



『花の便り』



 被災地からも桜の便りが届いていますね。東北の太平洋側の南部は今が見頃なんだそうです。これから太平洋側を北上していき、更には日本海側からも桜前線が北上してきます。秋田では今月末頃に見頃を迎えそうだと言うことです。ちょうどGW期間は満開の桜が見られる事と思います。
 ところが・・・今年の桜はなんとも不遇。折角1年ぶりに綺麗な花を咲かせているのに・・・『見たいのに見られない方』がいる一方で『見られるのに見に行かない』方もいるようです。何も桜に限った事ではありませんが・・・

 ある日、ふと見ていたテレビで『・・被災地に花が咲くと何だか今年は特別な思いがある。”花が咲く”イコール”復興”みたいな気がしてくる・・』といった様な事を言っているのが耳に入りました。
 また別のテレビでは、津波になぎ倒された桜が大きく傾きながらも綺麗な花を咲かせているのを被災された親子が見て『津波に負けずにこんなに綺麗な花を咲かせて・・・スゴイ。力をもらった・・』という様なことを言っているのを聞きました。


 きっと『花』には人を元気にさせる力があるのでしょうね?好きな花は人それぞれかも知れませんがこれから百花繚乱のそれはそれは良い季節がやってきます。
 被災地はもとより、被災地ではない地域の方も花を愛で、花の力を感じ、みんなで元気を出していきましょうよ^^V