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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

例えば・・賑やかに食事するとか

2011年04月05日
秋田

 昨日の日記で登場したのと同一個体の【ダイサギ】。豪華な飾り羽をなびかせながら水路の浅瀬で獲物を狙っていました。
 廻りには20羽ほどの【ダイサギ】がいました。婚姻色が現れている個体は未だ少数派でまだ冬の名残を色濃く残した個体が多いようでした。20羽もいれば様々な段階の推移が見られて面白い観察が出来ますよ。

 【ダイサギ】達は緩やかに集合して、それぞれ餌を探したり、ボーッと(?←本当はそうではないかも知れませんが・・)していたり・・・仲間と一緒に過ごすのが心地良さそうに見えた。特にこの写真に(その一部が)写っている餌を狙う小集団は、楽しそうに見えました。




『例えば・・賑やかに食事するとか』




 震災発生から、日本中に「自粛ムード」が漂っているみたいです。私自身も当初は事務所にいても『ここにいて良いのか?』『仕事している場合か?』なんて考えもしたし、『とても遊んでなんかいられない』『今は山に行くべきではない』『鳥を見ていて良いのか?』なんて考えました。今もそういった気持ちはあります。

 でも、テレビなどでも言われているように、そしてこの日記でも何度も言っているように『今、自分に出来ること』を考えた時、”いつものように”過ごすことも大切なんだと思うようになりました。そして今年の目標は『一日も早く、東北が日本が元気になるように私に出来ることを精一杯頑張る』こと。を実現するためにも・・・

 私はたくさんのお金を寄付できるわけでもなく、多くの物資を提供できる訳でもなく、被災地に役立つ知恵や技術を持ち合わせているわけでもない。出せるのは『元気』くらいのものなので!!!

 さて、その元気の源として、仲間と賑やかに食事するのはどうでしょうか?家族でも良いと思います。友達同士でも良いと思います。少人数だってイイと思います。地域の皆さんで交流するのも良いかもしれません!!春の花の下でお弁当を広げるのも気持ちよさそうですね~。
 ちょうど年度末に震災があったために送別会や歓迎会なども自粛している例が多数あるようです。確かにこんな時に宴会で大はしゃぎするのは抵抗があるかもしれませんが、仲間で元気を出し合うために一緒に食事するのはとっても良いことだと思います。そしてみんなで元気を出して一歩一歩前に進んでいきましょう。



 どんどん気持ちをあげていきましょう^^。元気の輪を広げていきましょう!!