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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

不便さを乗り越えよう

2011年03月15日
仙台
仙台自然保護官事務所の鎌田です。11日のことは昨日お話しましたが、東北地方では、電気、水道、ガス、食料品様々なところで不自由していると思います。私の住んでいるところでは昨日、停電は解消されましたがまだ断水、ガスも当然まだですがきっと恵まれているほうなのでしょう。

不便な中での工夫は、少ない水を有効利用することです。ひとつは洗顔と歯磨きの水の節水(禅の修行のように)。
もうひとつ、これは秋田駒ケ岳のトイレに学んだのですが、使用したトイレットペーパーは流さず、別にゴミ袋を用意して捨てることにしました。流す水をだいぶ節約できます。公民館など避難所での大勢が利用する仮設トイレで活用出来たらいいのですが、汲み取り量が減るはずです。

気分はそう簡単に晴れる訳ではありませんが、「病は気から」といいますから、何か気の紛れる情報をお伝えします。
2月21日:伊豆沼でヒバリが頭上で囀り、ホバリングしていました。
3月7日:化女沼、蕪栗沼でウグイスが ホーホケキョ! 初音です。この日はマガンの声も上空から聞こえ、ウグイスとマガン、春と冬が同居していました。
化女沼のウグイスは蕪栗沼より上手に囀っていました。
3月11日:蕪栗沼のウグイスも上手に囀るようになりました。
3月12日:停電で夜空を仰ぎ見て、星の数にビックリ!

今日は出勤途中、アカゲラのドラミング、ウグイスもホーホケと練習中でした。そして、ウメの花も3輪ほころび始めています。春です。

春は被災者のみなさんを応援していると思います。

みんなでがんばりましょうね!

2月25日:蒲生干潟でコクガン1羽、これが見納めになるのかしら?
空元気でもいいから・・・・

朗報です。心配していた一人、国指定仙台海浜鳥獣保護区担当の管理員さんと連絡がつきました。ありがとうございます。