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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

みんなで「よいしょ!」 西目屋小学校収穫感謝祭

2010年12月01日
白神山地
ついに師走になってしまいました。
通勤途中にある弘前公園周辺では色鮮やかなイルミネーションが先日より点灯し、クリスマスや正月を意識させられるようになりました。


さて、皆さん、師走と言えばどんな行事があるでしょうか?
ちなみに『白神山地世界遺産地域科学委員会設置記念シンポジウム』『子供パークレンジャー ~親子で作ろう!!自然の素材を使ったクラフト&白神山地の食文化~ 』などもあります。


さて師走と言えば、クリスマス会やしめ縄づくり、大掃除などこの時期ならではのイベントが目白押しですね。



その中でもお正月を迎える為といえば・・・。そう『餅つき』です。


総合学習や観察会などに参加してくれる『西目屋小学校』で、児童が1年かけて育てた餅米を使い『餅つき』が行われました。

もちろん、機械に頼らない、『杵』と『臼』を使った餅つきです。

まずは重い『杵』を担いで、『臼』の中の餅米めがけて『ヨイショ!』
おばあちゃんと仲間のかけ声に合わせてもひとつ、『ヨイショ!』


「ヨイショ! ヨイショ!!」 photo 2010.12.1

回数を重ねるごとに餅米が、『お餅』に変わります。
つきあがったお餅は、餅つきのベテランのおばあちゃんやお母さん達と一緒に、みんなで丸めていきます。
つきたてのお餅の感触に、みんなちょっと楽しそうです。


「おいしいお餅にな~れ! !」 photo 2010.12.1

できあがったお餅は、きな粉やあんこ、くるみなど思い思いの味をつけて食べます。なかには、チョコレートをつけるという子もいました。
用意された物はこれだけでなく、さらにお雑煮のなかに入れて食べます。中には全部で8個や10個食べたという子もいました。
自分でついたお餅をおいしそうに頬張る子ども達の姿に、お腹がすいてしまいました。


「おいしいお餅を頬張る! !」 photo 2010.10.23

餅つきの最後には、子ども達の収穫に関する感謝や喜びの感想がありました。その中で一緒に餅米作りに尽力してくださった地元の方々への感謝の言葉には、大変心打たれるものがありました。

これから年末に掛けて、全国で『餅つき』や『しめ縄作り』が行われると思います。
本来、『餅つき』や『しめ縄作り』は収穫に感謝し、新年を祝う準備を行う為の物です。
ぜひ、自分の力で杵をふり、今年の収穫に感謝し、おいしいお餅を食べてみてはいかがでしょうか?