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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

カラスの群れ

2010年11月17日
秋田
 今日は冬のキリッと寒い朝に始まり好天に恵まれた秋田市内です。こんな天気の日は外に出ないと損をした気すらします。各地のアクティブレンジャー達は外で精力的に活動していたことでしょう。



 さて、このところ各地で”野鳥の群れ”を見かけるようになりました。上空のハクチョウであったり、水辺のカモであったり、田んぼのガンであったり・・。今日はそんな野鳥の群れの中から”カラスの群れ”に注目した時の話です。

 カラスの群れは秋田市街地でも見られ、特に塒入りの前には集合場所にたくさんのカラス達が集まってきます。友人の勤務先の近くには塒があるらしく、仕事をしながらカラスの群れが集まり出す時間やら天気との関係等をチェックしているそうです。また秋田市内には有名で、熱心なカラスウォッチャーもいらっしゃいます。一度お会いしてお話を聞いてみたいと思っていますが・・・。


 おっと、話が脇道に逸れました・・・・。もとい。先日大潟で巡視しているとカラスの大きな群れが目に入ってきました。この時期大潟でカラスが群れてくると・・・常連のハシボソガラスに混じって【ミヤマガラス】の姿を探してしまうのですがこの時もそんな期待を持って双眼鏡を構えました。

 するとあっさり【ミヤマガラス】が見つかりました。群れの4割ほどが【ミヤマガラス】だったので探すまでもなく本当にあっさりと見つけることが出来ました。


 収穫の終わった畑で採餌する【ミヤマガラス】です。中にはハシボソガラスも混じっています。


 より警戒心の強い【ミヤマガラス】はちょっとしたことで直ぐに飛び去ってしまいますが、採餌している仲間がいるとそこへ集まってきます。この時もハシボソガラスに混じって採餌していた数羽の【ミヤマガラス】元へ仲間の【ミヤマガラス】が次々に集まってきました。

 それにしてもカラス達ってなかなか同じ場所でジッとして採餌すると言うことが無いようですね?動き回って餌を探し回るスタイルなのでしょうか?
 上の2枚写真は正真正銘、時系列に並べてあるのですが何だか逆になっているように見えちゃいますよね??降りると直ぐに餌を探して歩き出すんですよね・・・。しかも他の個体がいるとちょっとした争いがしょっちゅう起こるし・・・。

 
 こうしてまた1種、冬の大潟の常連がやって来ました。いよいよ鳥相からみても冬が到来した感があります。更に羽数が増えてくる頃には季節も本格的な冬に突入していくことでしょう。