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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

陸中海岸国立公園パークボランティアのお祝い!

2010年10月12日
宮古
みなさん、お久しぶりです。宮古自然保護官事務所の高屋敷です。
10月9日(土)に、陸中海岸国立公園パークボランティア(宮古地区)の定例会を行いました。実はこの日はいつもの定例会とは少し違っていて・・・。

☆祝・受賞!!
 毎年10月は、環境省で定める「全国自然歩道を歩こう月間」です。多くの人が自然や文化に恵まれた自然歩道を歩くことによって、自然への理解を深めることを目的としています。
そこで!環境省では自然歩道歩こう月間の今月、自然歩道の維持、管理、その適正利用などに関し、特に顕著な功績のあった者に対しその功績をたたえ、表彰が行われます。

なんと!!環境省の2010年度自然歩道関係功労者表彰に、陸中海岸国立公園では3名、うちパークボランティアから2名が選ばれました。(全国では14名)岩渕要夫さんと寶由夫さんです。2名は平成2年からボランティア活動を続け、自然歩道の維持管理などに尽力下さっています。
岩渕さんは、大正14年生まれでパークボランティアでは最高齢です。ボランティア活動には毎回の用に参加し、トレッキングイベントでは先頭をつとめてくださっています。
寶さんは、率先して自然歩道にある枯死木の処理し、自然解説もお手の物!

定例会の始めに国立公園・保全整備課の北橋課長より賞状の伝達式が行われました。
ボランティアの仲間から盛大な拍手を受けた二人は、いつもに増して輝いていました。これからもどうぞよろしくお願いします。

☆日頃の感謝をこめて・・・
今回の定例会では、10月16日(土)に開催予定の自然ふれあいイベント「宮古の秋を味わい体験」の下見と試作品作りを行いました。いつもなら、ここで終わるのですが、今回はプラスして、日頃活動に力を貸してくださっているパークボランティアさん達へ感謝の気持ちをこめて、「パークボランティア感謝デー」とさせていただき、美味しいご飯と自分たちで作った成果物を囲みながら、秋の空のもと、たくさんの事を語り合いました。箸をマイクに熱唱する方もいれば、昔話に花を咲かせる人、そして、長老(御年85歳!)の歌も非常に素晴らしかったです。みなさんの笑顔を見ることができ、こちらも自然とニコニコしました。
 賞を受賞した方はもちろんのこと、受賞していなくてもみなさんがそれに値する程、熱心にそして愛情を持ってボランティア活動をしてくださっています。陸中海岸国立公園は、人情たっぷりで、そうした方々の支えがあって成り立っているのです。表彰の伝達式、そしてパークボランティア感謝デーを通じて改めて感じました。
 次回は、9日の活動内容の様子を紹介したいと思います。
竹を使ってのバウムクーヘン作り、火起こし体験など、初挑戦の奮闘ぶりを紹介しますので是非楽しみにしていてくださいね!




美味しいご飯をみんなで囲み、嬉しいきもちを歌で表現しています。
みなさんの笑顔が素敵でした。



大正14年生まれの岩渕さんは、トレッキングでは先頭を努めてくださるとても頼もしい人です。マタギで培った経験をもとに、色んな事を教えてくださいます。




北橋課長から賞状を授与される寶さん。寶さんは、危険木処理の達人です。