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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

白いサギを見ると・・・

2010年09月17日
秋田
 今日で大きな仕事が一段落して肩が少々軽くなった気がします。この件については機会を見て詳細をご報告しようと思いますのでお楽しみに・・。
 さて、明日からシルバーウィークが始まります。皆さんはもうご予定をたてられましたか?台風が気になるところですが充実した期間にしたいですね。



 この時期は野鳥達の渡りの季節。北の繁殖地での繁殖を終え南の越冬地へと向かう旅が始まっています。シギチドリに関してはそろそろピークでしょうか?カモ達はチラホラとエクリプス状態で見られるようになってきました。その他の野鳥達も普段とはちょっと違う場所で観察できたりいつも見ているように見えてちょっと違う野鳥のだったりと気を抜けない観察が続きます。
 その中で、最近気をつけて観察しているのが白いサギ達です。大潟村の中で繁殖していたチュウダイサギに加えて、チュウサギ、コサギ、アマサギが水路や田んぼなどの水辺で多く観察されています。更には身体が大きなダイサギがいてそれらがみんな夏羽から冬羽に移行している状態で観察されています。


 それらがたくさん集まった状態であればそれぞれに大きさの比較が出来たり特長の比較もしやすかったりするのですがたった一羽で過ごしている白いサギ
を遠くに見つけるとちょっと戸惑ってしまします。
 先日はこの白いサギを見て・・・ん??と思ってしまいました。この頃この日記でも野鳥を取り上げていなかったので私自身の「鳥見力」が落ちているのかも知れません・・・。


 西部承水路で餌を探していた白いサギです。夏の繁殖羽も抜け落ち冬羽に移行しているようです。


 かつてアクティブレンジャー写真展にこの様なポーズのダイサギを撮影した写真が取り上げられていました。先輩ARが撮影したその写真が印象に残り、是非このポーズを撮影してみたいと思いながら先日まで過ごしようやく撮影できました。
 こうして「ぬ~っ」と首を伸ばして獲物を追うのが彼らの流儀なんですね?ここまで伸ばしてもバランスは崩れないんですね?

 ところでこの白いサギは何なのか?と言うことですが・・・解る人には一見して【チュウサギ】と分かる個体かも知れませんが、あれこれ考えを巡らしてしまう私は・・・こうして顔を大きくして確認してしまいます。


 これでも・・なんか口角がチュウサギよりも奥の方に入り込んでいるんじゃないか?と気になってしまい直ぐに【チュウサギ】とは断定できなかったんです。オハズカシイ話しですけど・・・


 慎重になるのは悪いことではないと思っていますが時間を掛けすぎても良くないことがありますよね?場合によって・・。これからはカモのエクリプスもどんどん観察することになりますし、白いサギもオオダイサギがやって来たりします。そんな時期にネガティブになることが続くのは困りものですね。。此処で後退するわけにはいきません!!前に進まないと・・・。



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