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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

どろぼう ~キンミズヒキ編~

2010年09月13日
秋田
 このところ・・有感地震が続いていますね。遂、今しがた揺れを感じたところです。事務所で『今、揺れませんでしたか?』と聞いたら『ええっ?』と驚かれ自分の体調不良で目眩がしたのか・・と不安になりました。
 幸い、当事務所関連では被害らしい被害もないようなのでホッとしています。あとは体調不良を疑う必要がないようにしないと・・・。



 さて今日の日記は先日取り上げた『どろぼう』の別ネタです。『どろぼう』とは?については先日の日記をご覧下さい。

 今日の植物は【キンミズヒキ】です。森吉では渓谷沿いの歩道でも稜線上の歩道でも見られるお馴染みの植物です。随分と花期の長い植物のようで今でも黄色い可憐な花を付けているのを見ることが出来ますが見頃は場所によっても違いますが・・7月下旬から8月上旬でしょうか?
 その見頃の時期に花を付けていた【キンミズヒキ】が現在実を付けています。徐々に熟しているようなので間もなくズボンの裾などにくっついて来る『どろぼう』になる頃だと思います。


 【キンミズヒキ】の実。これは未熟な実ですが徐々に黒っぽくなってきているはず・・実には棘状の突起が多数付いていてその先端が釣り針状に曲がっている。それが泥棒の正体です!!


 こちらが【キンミズヒキ】の花です。小さく可憐な黄色い花を付けます。


 ついでに葉も載せておきます。よく似ているヒメキンミズヒキは本種に比べて鋸歯に丸みがあるので葉のチェックも大切です!!


 『どろぼう』シリーズ(←勝手にシリーズ化してますけど・・)もこれで2回目。次のネタも既に準備できています。この先いくつ紹介できるかな??


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