アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
真夏に生きる
2010年08月23日
仙台
また暑さが戻ってきた仙台です。その暑さを元気に活動する昆虫を国指定仙台海浜鳥獣保護区から報告します。
それは、蒲生干潟特別保護地区の砂浜で観察しました。出現期は8月~9月、特に晴れた暑い日に活発に活動するようです。大きさは14㍉~17㍉、肉食で獲物を捉えたら絶対逃がさないと言わんばかりの牙のような顎の持ち主です。生息地は河原や砂浜です。
カワラハンミョウでした。ハンミョウ類特有の短い飛行を繰り返し、ササッと砂の上を小走り、私たちをどこかに案内するかのように見える姿を、「道教え、ミチオシエ」と呼ぶこともあります。今回の観察では、砂が熱せられているので「暑っち、暑っち!」と出来るだけ脚を砂につけないようにしているみたいですが、狩りをしているのでしょうか?単体は忙しなく写真はカップルでしたので撮影成功!
カワラハンミョウは、環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類、宮城県では絶滅危惧Ⅰ類と絶滅のおそれのある種類です。全国的な原因は、生息地である河原の河川改修、沿岸の護岸工事等で生息地の分断や減少で個体数も減少しているそうです。であれば、鳥獣保護区は安住の地なのでしょうか?少しずつ生息地の環境に変化があり、安全とは言えないかもしれません。今後生息地の保全に注意しなければならないのでしょう。
人間にとってはヘトヘトになる暑い暑い夏ですが、その夏を強かに生きているのです。
番外編:見た通り、スイカです。種子が漂着したのか、海水浴客の食べカスからでしょうか。こちらも強か、見事に実を結び、現在直径5㎝位まで成長しています。
いろいろな発見をもたらす海岸です。
それは、蒲生干潟特別保護地区の砂浜で観察しました。出現期は8月~9月、特に晴れた暑い日に活発に活動するようです。大きさは14㍉~17㍉、肉食で獲物を捉えたら絶対逃がさないと言わんばかりの牙のような顎の持ち主です。生息地は河原や砂浜です。
カワラハンミョウでした。ハンミョウ類特有の短い飛行を繰り返し、ササッと砂の上を小走り、私たちをどこかに案内するかのように見える姿を、「道教え、ミチオシエ」と呼ぶこともあります。今回の観察では、砂が熱せられているので「暑っち、暑っち!」と出来るだけ脚を砂につけないようにしているみたいですが、狩りをしているのでしょうか?単体は忙しなく写真はカップルでしたので撮影成功!
カワラハンミョウは、環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類、宮城県では絶滅危惧Ⅰ類と絶滅のおそれのある種類です。全国的な原因は、生息地である河原の河川改修、沿岸の護岸工事等で生息地の分断や減少で個体数も減少しているそうです。であれば、鳥獣保護区は安住の地なのでしょうか?少しずつ生息地の環境に変化があり、安全とは言えないかもしれません。今後生息地の保全に注意しなければならないのでしょう。
人間にとってはヘトヘトになる暑い暑い夏ですが、その夏を強かに生きているのです。
番外編:見た通り、スイカです。種子が漂着したのか、海水浴客の食べカスからでしょうか。こちらも強か、見事に実を結び、現在直径5㎝位まで成長しています。
いろいろな発見をもたらす海岸です。