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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

白神のいのち描いてみたよ!色とりどり!!

2010年07月20日
白神山地
暑さが日に日に増す今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか?
さて、本日のAR日記は、7月17日、18日に白神山地ビジターセンターにて行われた「ふれあいデー」について、イベント報告を行いたいと思います。

今回の「第9回 ふれあいデー」には、白神山地世界遺産センターから「草木をつかったちびっ子アート教室」というものを企画し、自然とのふれあい方や遊び方を少しでも知って貰いたく実施しました。

今回の「草木をつかったちびっ子アート教室」では、「色とりどり」といういきものの姿を描くプログラムを実施しました。
「色とりどり」は生き物の姿が書かれた紙に、草や花を押しつけ色をつける活動です。さらに描きたい参加者にはビジターセンター周辺からお気に入りのいきものを見つけ、形や色などの特徴を見つけ描くこともおこないました。

まず参加者には、ビジターセンター内を流れる川や池でいきもの観察をしてもらいました。ちょうどトンボが多く見られる時期で、水面近くには、ナツアカネやノシメトンボ、アオイトトンボ、シオカラトンボ、オニヤンマを見ることが出来ました。


上:自然観察@白神山地ビジターセンター photo 2010.7.17
下:ノシメトンボ@白神山地ビジターセンター photo 2010.7.17


特に子ども達の一番の注目は、アメンボとアリでした。
やはりアメンボの水面を泳ぐ姿は不思議に思えるのでしょう。
「なぜ、一つの場所に集まっているのか?」
「どうして、水面の上にとどまることが出来るのか?」
逆に子ども達のユニークな発想に驚かされました。

室内に戻ると、早速作成開始。

外から持ち帰った葉っぱや枝、木の実を用いて生き物を完成させていきます。


「色とりどり」作成風景 photo 2010.7.17

完成した「いきもの」は一つの大きな木を中心に集まってきます。
大きな木をすみかにしているのでしょうか?いろいろないきものが集まってきました。


「色とりどり」完成 photo 2010.7.20

「色とりどり」は17日と18日の両日実施し、のべ参加者は約300人以上の子ども達を中心に参加してもらうことができました。
参加してくれた皆さんありがとうございました。
完成した「色とりどり」は現在、「白神山地世界遺産センター西目屋館」にて展示されています。

是非、自分の描いた「いきもの」がどのような「仲間」と生活しているのかご覧になっては如何でしょうか!?

―――2010年10月27日追記―――

昨日行った「手のひらもみじ」へ、前回の「色とりどり」に参加してくれたお友達が来てくれました。
 是非、皆さんにも見に頂ければと思い「色とりどり」も白神山地ビジターセンター2Fにて展示しています。
「手のひらもみじ」とあわせ、芸術の秋を楽しんでは如何でしょうか?