アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
蒲のおはなし
2010年07月26日
仙台
仙台は梅雨明けから連日真夏日、猛暑です。熱中症にならないようマイボトルが手放せない日々が続いています。今日は、土用丑の日、蒲焼をとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
そこで、蒲つながりでガマの仲間を紹介いたします。えっ、何で蒲つながりかかと言えば、うなぎの蒲焼は現在は背開きか腹開きで串を打って焼いていますが、その昔はうなぎをぶつ切りにして串を打っていたそうです。それを想像すると丁度蒲の穂を思い浮かべてみてください。蒲焼の語源はガマ「蒲」からのようです。あ~っ、そうかとなるのです。
昨年の今頃も蕪栗沼のガマをちょっと紹介したのですが、季節ですので再登場です。
写真左奥がガマ(大きくまさに蒲焼の原型)、右奥がヒメガマ(ちょっとスリムで雄花群と雌花群の間の軸が裸出している)、手前の小ぶりなのがコガマ(ガマ、ヒメガマより花期が遅いので黄緑色です)とここ蕪栗沼周辺水田では、3種類のガマを一度に観察することができます。
コガマですが、蕪栗沼周辺では花盛りを迎えています。花を見てみると、上の部分が雄花群、下が雌花群ですが接しています。ガマやヒメガマよりミニサイズ、背丈も低い、葉も細い、蒲の穂も小さいのです。
ガマの仲間は昔から生薬として使われていて、写真でもわかるように花粉が黄色い部分(雄花群)は「蒲黄(ほおう)」として外用では傷薬、内服では利尿作用にと使われているそうです。因幡の白兎では、雌花が熟した「穂綿」を傷につけたのか、「蒲黄」をつけたのかさてどっちだったのでしょうか?
「蒲鉾(かまぼこ)」、「蒲団(ふとん)」も「蒲」からはじまります。
蒲焼から薬までガマにはいろいろな話題があります。
蕪栗沼を加護坊山(224m)から撮影してみました。左側が蕪栗沼、右側が白鳥地区(休耕田が湿地化している)そして手前に広がる田んぼも一部特別保護地区内です。こうして眺めてみると、広い意味で湿地がひろがり、多くの湿地性植物がこの周辺では観察することができ、現役田んぼと、休耕田、ため池があることで育んでいるようです。
そこで、蒲つながりでガマの仲間を紹介いたします。えっ、何で蒲つながりかかと言えば、うなぎの蒲焼は現在は背開きか腹開きで串を打って焼いていますが、その昔はうなぎをぶつ切りにして串を打っていたそうです。それを想像すると丁度蒲の穂を思い浮かべてみてください。蒲焼の語源はガマ「蒲」からのようです。あ~っ、そうかとなるのです。
昨年の今頃も蕪栗沼のガマをちょっと紹介したのですが、季節ですので再登場です。
写真左奥がガマ(大きくまさに蒲焼の原型)、右奥がヒメガマ(ちょっとスリムで雄花群と雌花群の間の軸が裸出している)、手前の小ぶりなのがコガマ(ガマ、ヒメガマより花期が遅いので黄緑色です)とここ蕪栗沼周辺水田では、3種類のガマを一度に観察することができます。
コガマですが、蕪栗沼周辺では花盛りを迎えています。花を見てみると、上の部分が雄花群、下が雌花群ですが接しています。ガマやヒメガマよりミニサイズ、背丈も低い、葉も細い、蒲の穂も小さいのです。
ガマの仲間は昔から生薬として使われていて、写真でもわかるように花粉が黄色い部分(雄花群)は「蒲黄(ほおう)」として外用では傷薬、内服では利尿作用にと使われているそうです。因幡の白兎では、雌花が熟した「穂綿」を傷につけたのか、「蒲黄」をつけたのかさてどっちだったのでしょうか?
「蒲鉾(かまぼこ)」、「蒲団(ふとん)」も「蒲」からはじまります。
蒲焼から薬までガマにはいろいろな話題があります。
蕪栗沼を加護坊山(224m)から撮影してみました。左側が蕪栗沼、右側が白鳥地区(休耕田が湿地化している)そして手前に広がる田んぼも一部特別保護地区内です。こうして眺めてみると、広い意味で湿地がひろがり、多くの湿地性植物がこの周辺では観察することができ、現役田んぼと、休耕田、ため池があることで育んでいるようです。