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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

【日本のいのち、つないでいこう! COP10まで100日前】

2010年07月09日
羽黒
 ハクサンチドリ(白山千鳥)

 7月1日、月山山開きに出かけた時、シロバナハクサンチドリが咲いていました。
 ハクサンチドリには、ハクサンチドリ(白山千鳥)、シロバナハクサンチドリ(白花白山千鳥)、ウズラバハクサンチドリ(鶉葉白山千鳥)と三種類あります。 


左から、「ハクサンチドリ」「シロバナハクサンチドリ」「ウズラバハクサンチドリ」です。

 花の名前で、「ハクサン」とつくものが多いですが、石川県の「白山」に多く自生していることからこう呼ばれているそうです。
 チドリは漢字で「千鳥」と書きますが、花の咲く様子が千鳥が飛び舞うように見えることに見立てているそうです。
そのようなことから、『ハクサンチドリ(白山千鳥)』と呼ばれています。

 『シロバナハクサンチドリ(白花白山千鳥)』は、その名前のとおり、白い花を付けることからこう呼ばれています。

 ウズラバハクサンチドリは、葉に注目して見てください。暗紫色の斑点があることが分かると思います。
この模様がウズラ(鶉)の卵の殻の模様に見立てて、『ウズラバハクサンチドリ(鶉葉白山千鳥)』と呼ばれることになったそうです。

 一つの花にもたくさん品種があって、それぞれ由来があって面白いですね。
花の名前はカタカナで記載されることが多いですが、漢字でどのように書くかも注目してみてください。
 花の名前の由来を連想して見るのもきっと面白いと思いますよ^^