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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

日本のいのち、つないでいこう! COP10まで100日前 

2010年07月09日
裏磐梯
○雄国沼のニッコウキスゲ

前回行った6月に引き続き、7月5日に雄国沼へ行ってみました。

前日の新聞記事でニッコウキスゲが見頃を迎えていると報じられていたことから、この日は県内から多くの観光客で賑わっていました。


(雄国沼湿原 ニッコウキスゲ 2010.7.5)
・ゼンテイカ(別名:ニッコウキスゲ)
 ユリ科 ワスレグサ属
ニッコウキスゲという名は別名であり、本名はゼンテイカ(禅庭花)と呼びますが、一般的にはニッコウキスゲがメジャーでしょうか…。
一日花なので、花は朝開いて夕方にはしぼみます。

湿原一面ニッコウキスゲが咲き乱れ、黄色の絨毯のようになっていました。
雄国(おぐに)の由来通り、まるで別天地のような雰囲気が漂っています。
私もこれほど多くのニッコウキスゲを見るのは初めてです。


シャトルバス発着所の金澤峠からも、うっすらですが黄色くなっているのがわかります。
ですが、そのニッコウキスゲもレンゲツツジなどと同じように、年々数が減ってきているとのことです。(毎年来ている利用者からの話)


前回の記事にも書きましたが、雄国沼湿原は国の天然記念物に指定されています。
一時期雄国沼は、ニッコウキスゲの大群落が見頃となる季節には多くの観光客が訪れ、湿原を踏み荒らしたり、交通渋滞など周辺環境に悪影響を及ぼしていました。最近では、マイカー規制が実施されるなどオーバーユース対策がおこなわれ、公園の保護と利用が見直されてきています。

湿原には大群落となるニッコウキスゲだけでなく、多様な生きものたちが生息し、互いに支え合って生きています。これからも生物多様性の面から、そして貴重な湿原を守るためにも、公園の適正な保護と利用にご理解ご協力をお願いいたします。