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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

海岸漂着ゴミ調査 石巻編

2010年07月05日
仙台
7月1日、石巻市長浜海岸に於いて海岸漂着ゴミ調査を石巻海上保安署の皆さんと石巻市立渡波中学校緑化ボランティア委員の皆さんと共に行いましたので報告します。(このごろ、ゴミの話が多い仙台自然保護官事務所です。)

この日は、「クリーンビーチ(清掃活動)」も合わせて行われ、参加者1,000人(渡波中学校、渡波小学校、鹿妻小学校、父兄の皆さん)が海岸清掃に取り組んだのです。

石巻市立渡波中学校では目の前に広がる長浜海岸での活動はもう10年以上「クリーンビーチ(清掃活動)」を行っており、生徒一人一人の気持ちは「いつも利用している海岸だから、汚さない!きれいに使いたい!」そんな思いが伝わってきます。



どんなゴミがあるか拾いながらシートに記入する方法で海岸清掃、始まった時、ビックリするくらいのゴミと清掃をする生徒たちでした。
しばらくすると、・・・・・



生徒達が引き上げ辺りを見廻すと、こんな具合にすっかりきれいに!
大勢の力は凄いと今日も実感!


調査を終えた緑化ボランティア委員の皆さんと記念撮影。この調査は、6月には名取市閖上海岸で閖上中学校の皆さん、蒲生干潟ではクリーンアップ蒲生の皆さんもしていますが、海岸クリーンアップキャンペーンとして世界中で行われ、調査報告が毎年まとめられているのです。

閖上海岸とのゴミの違いは、2月に発生したチリ地震による津波で被害を受けた養殖筏に使われた木材、カキ、ホタテなどの貝殻の多いことでした。ゴミの種類を見ていくと、その地域の問題点が見えてくるようです。
海岸利用者だけでなく、地球全体でゴミを考えなければ、このクリーンアップキャンペーンは終わることがないのだろう。