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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

春の渡り本格化 ~ノビタキ編~

2010年04月07日
秋田
 ガンやハクチョウたちが姿を消し、タンチョウまでも姿を消してしまったからでしょうか?大潟で鳥見をしている人の姿が少なくなっています。あのタンチョウ騒動のような賑わいは何だったのか?と思ってしまします。
 良い季節なんですけどね~。
 今は色んな野鳥達が次々とやって来ていますから、日替わりで新しい出会いがありそうですよ。
 でも良い季節だと知っている人は知っていて、昨日もいつもお世話になっているご夫婦が承水路でシギを観察していました。周囲を気にせずゆっくり観察できたんじゃないでしょうか??




 さて、昨日お伝えしたジョウビタキと同じ場所に【ノビタキ】もやって来ていました。一緒に来たわけではないでしょうけど同じ場所で時折場所を入れ替えたりしながら餌を啄んでいました。この水路の桟には小さな虫でもいるのでしょうか?他にハクセキレイやムクドリも同じように餌を啄んでいました。

 さてこの【ノビタキ】ですがジョウビタキ以上に動き回りなかなかフレームに収まってくれません。ようやく見られる写真が撮れたのがこちら↓。




 【ノビタキ】の方がサービスが良くなくて(苦笑)・・・カメラを構えて追うのが大変です。


 しかし、この【ノビタキ】の真っ黒な頭を見ると「春が来たなぁ~」と思います。鳥獣保護区の管理員さんも同じようなことを言ってました。大潟ではこの【ノビタキ】オス♂の真っ黒い頭も『春の色彩』なんです。







 そう言えば・・【ノビタキ】は内陸部の森吉でも見ることが出来ますが、その時はまだ頭が真っ黒になっていない個体も目立っていたなぁ~。時期的にはもっと遅い時期に観察できるのに換羽はまだ不完全だよな??
 森吉でも【ノビタキ】は『春の色彩』の一つですが森吉の春はまだちょっと遠そうだな~。彼らがやってくる芽吹きの時期までもう少し!!かな・・・