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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ミサゴ

2010年03月15日
秋田
 日記の”更新”が滞りがちでスミマセン・・・「年度末で・・・」なんて言い訳にもなりませんね。投稿自体は頻繁にしていきますのでどうかご容赦下さい。



 このところ、大潟で目にする機会が急増しているのが【ミサゴ】です。氷が解けて、周囲に釣り人がチラホラと見えだした頃から、姿を見るようになっていましたが、春らしさが日増しに色濃くなるこの頃、頻繁に姿を現すようになってきました。
 とは言っても大潟で【ミサゴ】が観察できない期間はほんの一時で、いわゆる「厳冬期」だけは見ることが出来ません。しかし先日連続して取り上げた『承水路の賑わい ~○○編~』と同範囲の、大潟村をぐるっと取り囲み旧八郎潟とそれが日本海へと注ぐ河口付近と連続する水辺環境を観察していると年間を通して見ることが出来ます。


 大潟村の中で【ミサゴ】の姿を見るようになると”春”を感じます。俳句の世界ではみさごは春の季語ではないようですが、大潟村の歳時記では【ミサゴ】は春の使者です。



 西部承水路や南の池などでは【ミサゴ】が魚を捕らえるシーンが観察できます。

 我々の感覚では水の上から水中を覗く時、どうしてもズレが生じますが彼らにはそれが無いのでしょうか?上手に捕まえるものだと本当に感心してしまいます。
 【ミサゴ】が魚を捕まえるシーンは、私的には『魚狩り』と呼んでいます。勿論勝手な造語ですが、『狩り』と呼ぶに相応しいように思っています。その様子が身近に観察できる季節がやってきたかと思うとワクワクしてしまいます。