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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

蕪栗沼の意外な食事風景

2010年01月29日
仙台
昨年12月のことですが、オオヒシクイの餌に関することで、話題となったことがありました。地元のNPOの方からの情報提供ですが、新聞でも紹介されたほどです。

さて、何を餌として食べていたかというと、沼の中にあるヤナギの樹皮を剥がして食べているというのです。

木の皮を剥がして食べているでしょ!食べるものが無くなった訳でもなく、周りにはマコモもありますし、ちょっと沼を出れば、田んぼには落穂、畑には大豆やいつもの餌は沢山あるはずなので、もしかしたらおやつなのか、整腸剤なのかわかりませんが、蕪栗沼では、今季の流行のようです。


そう言えば、いつもヤナギの周りにオオヒシクイが集まっているようで、写真でわかるように樹皮が剥がれ色が変わっています。12月の写真ですが、現在ではもっとはっきりわかるので、ぜひ蕪栗沼で観察してみてください。


おまけですが、秋田の足利ARの報告でオオハクチョウの食事がありましたが、蕪栗沼のオオハクチョウはこんなに泥んこになってマコモを食べています。気のせいか、泥んこ美容のようにも見え、ここのハクチョウは皆、頭の羽毛の色は純白ではなく、茶髪というか、金髪に見えます。飛来地によって違いがあるかも、これも観察のポイントになるかもしれません。比較してみては?