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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

「冬の渡り鳥観察会」実施報告パートⅡ

2009年12月07日
仙台
先週は1回目の様子を報告しましたが、今週は2回目の観察会の様子をご報告いたします。

天気予報は意地悪くも観察会開始と同時に雨が降る出す予報でした。観察会場は大崎市にある「国指定化女沼鳥獣保護区」、現地に向かう途中、予報が外れること、願わくば夕焼けの中の塒入りを参加者の皆さんには体験していただきたいと思っていましたが。。。

いつ雨が落ちてきてもおかしくない天気の中、14時30分に観察会が始まりました。マガン達が戻ってくるまでの間、化女沼ダム管理事務所2階の展望室で、前回動物園で勉強したことのおさらいをを含め、今回初めての参加者の方にもわかるように、ガンとカモの違いをクイズで考えたりしました。



マガン、ヒシクイの生まれ故郷はどこかをレクチャー! 参加者の中には、来日中のマダガスカル国立チンバザザ動植物園の関係者の方々にも、参加いただきました。



施設展示のオオハクチョウを活用して、「さて、このハクチョウはどこを見ているでしょうか?」と講師の三宅さん、若見さんが問題提起、「皆さん、見ているだろう方向に移動してください。」 
皆、自信を持って移動、さて答えは?
「左右の眼のつけどころに移動した方は正解!」
「顔正面に移動した方、残念!」多くの方が正解だったかな?

いよいよ、沼の水鳥を観察です。展望室からまずは望遠鏡でマガモやキンクロハジロを観察、でしたが、曇り空の暗さが観察者の探鳥の邪魔に!でも、その暗さが、マガンの早い帰還となりました。身支度整えて、野外での観察開始です。


 

塒入りのはじまりと同時に、傘が必要なくらいの雨です。雨に勝ったのは、当然ですが、マガンの群れのご帰還です。遥か遠くから大きな群れが見えます。しかも、マガンより遅く帰還するはずのヒシクイの群れまでも、次から次と沼に向かってきます。見上げている観察者、感動で口が開いたままの観察者、思わず歓声を上げる観察者様々ですが、皆一様に感動!後は何も語る必要が無いといった感じでした。
雨も強くなり、16時に閉会としましたが、去りがたい人々はしばらく残ってヒシクイの声を聞いていました。

参加者の感想には、「これからずーっと継続的に化女沼を観察したい」と、私も同じ気持ちで観察会が終了しました。