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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

化女沼の獣たち

2009年11月10日
仙台
化女沼の飛び立ちでも、ようやくマガンがカウントされるようになり、周辺の田んぼにもマガンが降り立ち、お食事光景が見られるようになりました。本日の田んぼには5,000羽ほどが観察できました。これは、12月の観察会も楽しみです。皆さん是非、ご参加をお待ちしております。

今日は鳥ではなく、けものの話をします。なぜか化女沼の巡視に出かけると、獣に出会う機会がほかより多いのです。といっても、イタチはすばしっこい、ポーズをとってくれるのがネコやタヌキです。

なぜ、ここにと夏から思っていたのですが、ネコは当然野良ネコ、ここで生活できるのは、オオクチバスやブルーギルを釣り人たちが捨てていくのを待ち構えているようです。賢いかも!


なかなか、目の据わった野生味たっぷりのクロネコです。ここでは3匹は黒猫、三毛猫も1匹確認しています。野鳥に危害を加えないか、ちょっと心配です。


今日出会ったのがこのタヌキです。随分、コロコロと太って前足を揃えているところは、ネコよりかわいく感じます。でも、逃げないのが不思議!

どちらも、化女沼の同じポイントに出没します。ここは依然、ハクチョウに餌付けしていた場所、学習してここに来ると餌をいただけると思っているかもしれません。

しかし、野生鳥獣はもともと、自然界で自立して生活しているので、皆さんにお願いですが、冬場など特に餌が無いだろうとかわいそうに思って餌を与えたりしないでください。ペットを捨てないでください。お願いします。

今一度、自然との距離を考えてみてはいかがでしょうか?