アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
キジの群れ
2009年11月05日
秋田
今日の秋田は大雨警報が発令されて、午前中の早い時間を中心にかなり激しく雨が降っていました。気温は前日に比べて高かったものの、雨が降るとやはり”寒い”と感じます。皆さんお風邪など召されませんように!!
最近、大潟で【キジ】が数羽の群れというか小群で過ごしているのをよく見かけるようになりました。
例年この時期になると、同性同士の数羽の群れで過ごすのが通常のようで、オス♂同士、メス♀同士の群れを見ます。図鑑で【キジ】の項をみると、『冬期あるいは非繁殖期には(その図鑑によって異なる)雌雄別々の群れで過ごす。』と書かれていますので、私が持っているイメージと重なります。
先日も褐色の7羽ほどの群れを見かけました。何気なく「メス♀の群れか・・」と思ってフィールドノートに記録し、通り過ぎようとしましたが、いつもよりもちょっと数が多いような気がして双眼鏡でしっかり観察してみました。
この群れのリーダーと思しきメス♀です。どことなく気が強そうで、リーダーの風格みたいなものを感じます。
他の【キジ】も観察してみると、中に3羽ほどちょっと羽の雰囲気が異なる個体がいました。↓に写真がそのうちの1個体です。
恐らく、今年生まれの【キジ】オス♂でしょう。てっきりメス♀の小群だと思っていましたが、どうやら家族だったようです。ですから群れのリーダーは母親ですね!!
ちなみにメス♀の個体も尾羽が短く(2枚目の写真の手前に写っている個体がそれです)、明らかにこのオス♂と兄弟姉妹の関係だということが想像できました。
今はもう冬期と言って良いくらい寒いし、当然非繁殖期だから、この時期の【キジ】は雌雄別々の群れで過ごしている。という予備知識というか・・・先入観というか・・・鵜呑みにしてはいけませんね!!しっかり『観察』しないと!!
先日読んだ本の一節に『知ってるつもりのものでもしっかり見ると新たな発見があるものだ』とありました。この件がそのまま当てはまるわけではありませんが『しっかり見る』って大事だなと感じた観察でした。
ちなみに図鑑などで調べてみると、『卵から生まれ(孵化して)、幼羽が生えそろい、第1回換羽までの間の時期にあたる個体を”幼鳥”という』と書かれ、『成鳥羽に変わるまでの若い個体を”若鳥”という。これには第1回冬羽の個体、第1回夏羽の個体などがそれにあたる』といった様なことが書かれています。どちらにも『明確な規定はない』と断りがあるので、断定は出来ませんが、この2枚目の写真の個体はちょうど”幼鳥”から”若鳥”へと変化を遂げている途中の個体であると言えそうです。
これからやってくる厳しい冬を乗り切れば、心身共に成長した姿になっているんだろうな~なんて想像しちゃいます。彼らもいつか『ホロ打ち』を魅せてくれるかな??
最近、大潟で【キジ】が数羽の群れというか小群で過ごしているのをよく見かけるようになりました。
例年この時期になると、同性同士の数羽の群れで過ごすのが通常のようで、オス♂同士、メス♀同士の群れを見ます。図鑑で【キジ】の項をみると、『冬期あるいは非繁殖期には(その図鑑によって異なる)雌雄別々の群れで過ごす。』と書かれていますので、私が持っているイメージと重なります。
先日も褐色の7羽ほどの群れを見かけました。何気なく「メス♀の群れか・・」と思ってフィールドノートに記録し、通り過ぎようとしましたが、いつもよりもちょっと数が多いような気がして双眼鏡でしっかり観察してみました。
この群れのリーダーと思しきメス♀です。どことなく気が強そうで、リーダーの風格みたいなものを感じます。
他の【キジ】も観察してみると、中に3羽ほどちょっと羽の雰囲気が異なる個体がいました。↓に写真がそのうちの1個体です。
恐らく、今年生まれの【キジ】オス♂でしょう。てっきりメス♀の小群だと思っていましたが、どうやら家族だったようです。ですから群れのリーダーは母親ですね!!
ちなみにメス♀の個体も尾羽が短く(2枚目の写真の手前に写っている個体がそれです)、明らかにこのオス♂と兄弟姉妹の関係だということが想像できました。
今はもう冬期と言って良いくらい寒いし、当然非繁殖期だから、この時期の【キジ】は雌雄別々の群れで過ごしている。という予備知識というか・・・先入観というか・・・鵜呑みにしてはいけませんね!!しっかり『観察』しないと!!
先日読んだ本の一節に『知ってるつもりのものでもしっかり見ると新たな発見があるものだ』とありました。この件がそのまま当てはまるわけではありませんが『しっかり見る』って大事だなと感じた観察でした。
ちなみに図鑑などで調べてみると、『卵から生まれ(孵化して)、幼羽が生えそろい、第1回換羽までの間の時期にあたる個体を”幼鳥”という』と書かれ、『成鳥羽に変わるまでの若い個体を”若鳥”という。これには第1回冬羽の個体、第1回夏羽の個体などがそれにあたる』といった様なことが書かれています。どちらにも『明確な規定はない』と断りがあるので、断定は出来ませんが、この2枚目の写真の個体はちょうど”幼鳥”から”若鳥”へと変化を遂げている途中の個体であると言えそうです。
これからやってくる厳しい冬を乗り切れば、心身共に成長した姿になっているんだろうな~なんて想像しちゃいます。彼らもいつか『ホロ打ち』を魅せてくれるかな??