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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

華やかな花

2009年09月18日
仙台
仙台自然保護官事務所の管轄の国指定鳥獣保護区には冬の使者「渡り鳥」が渡ってきているのですが大量という訳でもなく、ジワジワと増えているような感じです。

カモ類はまだ地味な羽のエクリプスなので、もう少ししてから報告することにして、秋の華やかな花を紹介しますね。

化女沼、蕪栗沼、伊豆沼と巡視の際に通るルートで現在目につくのが、ヒガンバナです。



青空に映える赤が特徴、しかもお彼岸を私たちに知らせてくれています。畦や土手に土に穴を掘る小動物を防ぐために植えられたという説もある有毒植物です。

林縁を彩っているのはフシグロセンノウです。あちこちという訳ではありませんがこのオレンジ色も目に嬉しい花です。ヒガンバナもフシグロセンノウも秋の七草ではありませんが、巡視ルートの七草にカウントしたい花です。


イシミカワの実です。タデの仲間で棘が気になりますが実の色がキレイなのです。花より実が目立つ植物です。
残り4種は?と聞かれたら、ワレモコウ、ナンテンハギ、ヤマハッカ、サクラタデでしょうか。珍しい花ではありませんが秋の季語、花野を想像させるような花たちです。