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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

「覚えたつもり」の死角

2009年09月03日
秋田
 先日、西部承水路の水草が密集している箇所で、【オオバン】の観察をしていました。今年生まれた雛たちもだいぶ身体が大きくなり、そろそろ「雛」→「幼鳥」あるいは「若鳥」に改名しても良い頃でしょうか??

 この場所では成鳥も若鳥も雛もみんな仲良く水草をついばんでいました。その中で雛の採餌を観察しながら野鳥の成長って早いな~と改めて感心していた時、突然【オオバン】達が飛び立ちの助走を始めました。 



 えっ?何があった?と思ったのですが、どうやら田んぼの”雀避けの空砲”が近くで鳴ったのに驚いたのかな?って感じでした。そんな感じなので本気の飛び立ち助走ではなかったようで、実際には浮き上がらずにまた着水したのですが・・・その時!!
 


 真っ黒だと思っていた【オオバン】の羽に白い部分が見えます?よく見ると次列風切のようです。「えぇ?額版以外は真っ黒じゃないの?」と思い図鑑を確認するとしっかりと「次列風切には白い羽縁がある」と書かれていましたし、そんなイラストもありました。
 【オオバン】は大潟ではお馴染みの野鳥ですし、ほぼ年間を通して観察できます。この日記でも繁殖の様子などをお伝えしてきました。そして識別に関しては難しくはなく、遠くにいても、チラットしか見えなくても「あっ【オオバン】いた」チェック出来るのですが、それが私にとっての死角でした。

 この写真は【オオバン】の飛びたちの様子をお伝えする為に用意したのですが、こんな為体でしたので反省しながら内容も変更しました。思えば以前・・「スズメの色を塗って下さい」的な塗り絵に大苦戦した事がありました。日頃から「見る」ではなく「観る」事を心がけていたつもりでしたが、まだまだです・・・。