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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

大集合

2009年07月23日
秋田
 山形県酒田市にある猛禽類保護センターでアクティブレンジャー写真展を開催中です。今年度は2つのタイトルの写真展が東北各地のビジターセンターなどで開催されていますが、こちらでは2つ同時に開催中です。これから夏休み!涼しい鳥海山麓にお出かけの際には是非お立ち寄り下さい。詳しくはこちらをご覧下さい。



 さて、この日記でもお伝えしてきたサギのコロニーですが、昨日見た印象ではほぼ半数の巣が空になっているようです。つまり【アオサギ】も【ゴイサギ】も【ダイサギ】もそれぞれ半数以上が既に巣立って、それぞれの生活を始めました。
 今日は、その巣立ったサギたちは何処でどう過ごしているのかをお伝えしようかと思います。


 先ずは【ゴイサギ】ですが・・・


 コロニーの東側にある南の池のまわりに繁茂するヨシ原の中に集合しています。見ると、成鳥も巣立ち雛も若鳥もみんなまとまって過ごしています。きっと今年生まれたばかりのホシゴイも子育てを終えた成鳥も同じ場所で過ごしているんでしょうね?
 夜はどうしているのか解りませんが、日中は南の池で”まったり”して過ごしているように見えます。



 続いて【アオサギ】です。


 こちらも南の池に大集合しています。半島状にせり出した場所に、どういう訳か今年生まれたばかりの幼鳥だけがまとまって過ごしています。時々成長の姿も見かけますが、基本的には若鳥や成鳥は極々少数派です。同じ鷺の仲間でもその点でゴイサギとは大きく異なります。


 【ダイサギ】については、数が少ないこともあってか?これほどまでに集合している箇所はありません(私が知らないだけかも知れませんが・・)。



 ご紹介した、シーンはどちらも毎年繰り返される光景ですが、ここで何をしているのか?単独行動を好むイメージのあるサギたちがどうしてこんなに多くの個体が集まって過ごしているのか?私には良くわかりません・・・どなたか理由を知っている方はいらっしゃいませんでしょうか??