アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
アカ or オオアカ
2009年07月21日
秋田
3連休はずっと雨でした。既に報道等でご存じのように秋田県内も各地で大雨による被害に見舞われました。雨の降り方は尋常ではありませんでしたから一見、無事に見える場所でも地盤が酷くゆるんでいます。細心の注意をもって行動しましょう!!
さて、前段の大雨被害の話しのまとめにある「細心の注意」にからめて話をするのはいかがなものか?と気後れしますが・・・我々アクティブレンジャーの仕事の中には「調査」もあって、私の場合、国指定鳥獣保護区内の野鳥生息調査を定期的に行っています。
その際には当然、「野鳥の識別」をする必要があります。その識別には細心の注意が必要だという話なんですが・・・この日は山の鳥獣保護区にしては鳥影が多く、鳴き声だけではなく姿もたくさん見ることが出来ました。
その中に↓の野鳥がいました。唐突ですが・・・この野鳥はなんという種でしょうか?
パッと見て、「頭が赤い」「下腹部に黒っぽい縦線がある」ので【オオアカゲラ】と思ってしまうのは私だけでしょうか??では↓の写真をご覧下さい。同一個体が横向きになった際に撮影したものです。
どうでしょう??(野鳥に詳しい方はつまらない話をしているな・・・とお思いになるかも知れませんね?)
背中(肩羽の先端)に【アカゲラ】に特徴的な白斑が見えます。よく見ると胸の辺りには黒い縦斑がありません。と・・いうことは??
パッと見て識別していれば、この個体は【オオアカゲラ】としてカウントしていたかも知れませんが、注意してみると【アカゲラ】の幼鳥であることが解ります。危ないところでした・・・
こうして書いてくると「常に細心の注意を払っている」とアピールしているかのように思われそうですが、実はこれには布石があって・・・以前十和田の種村ARが保護したキツツキの記事を書いた時『頭をぶつけているようだったので、あまり詳しい判別に至らず種名がどちらかとははっきりと言えないです。』と書いてありました。
これを参考にし、念頭に置いて調査していたのが幸いしました。勿論、この時期はたくさんの幼鳥が居ることも承知していますし、余程のことがない限りパッと見ただけでは識別しないように心がけていますが、まだまだ未熟な私は往々にして油断をします(こんな事を言いきるな!とお叱りを受けそうですが・・・)。
森吉では観察機会の多い【アカゲラ】【オオアカゲラ】は随分と見慣れてきた感じがしますが、やはり油断大敵!細心の注意が必要です!!
さて、前段の大雨被害の話しのまとめにある「細心の注意」にからめて話をするのはいかがなものか?と気後れしますが・・・我々アクティブレンジャーの仕事の中には「調査」もあって、私の場合、国指定鳥獣保護区内の野鳥生息調査を定期的に行っています。
その際には当然、「野鳥の識別」をする必要があります。その識別には細心の注意が必要だという話なんですが・・・この日は山の鳥獣保護区にしては鳥影が多く、鳴き声だけではなく姿もたくさん見ることが出来ました。
その中に↓の野鳥がいました。唐突ですが・・・この野鳥はなんという種でしょうか?
パッと見て、「頭が赤い」「下腹部に黒っぽい縦線がある」ので【オオアカゲラ】と思ってしまうのは私だけでしょうか??では↓の写真をご覧下さい。同一個体が横向きになった際に撮影したものです。
どうでしょう??(野鳥に詳しい方はつまらない話をしているな・・・とお思いになるかも知れませんね?)
背中(肩羽の先端)に【アカゲラ】に特徴的な白斑が見えます。よく見ると胸の辺りには黒い縦斑がありません。と・・いうことは??
パッと見て識別していれば、この個体は【オオアカゲラ】としてカウントしていたかも知れませんが、注意してみると【アカゲラ】の幼鳥であることが解ります。危ないところでした・・・
こうして書いてくると「常に細心の注意を払っている」とアピールしているかのように思われそうですが、実はこれには布石があって・・・以前十和田の種村ARが保護したキツツキの記事を書いた時『頭をぶつけているようだったので、あまり詳しい判別に至らず種名がどちらかとははっきりと言えないです。』と書いてありました。
これを参考にし、念頭に置いて調査していたのが幸いしました。勿論、この時期はたくさんの幼鳥が居ることも承知していますし、余程のことがない限りパッと見ただけでは識別しないように心がけていますが、まだまだ未熟な私は往々にして油断をします(こんな事を言いきるな!とお叱りを受けそうですが・・・)。
森吉では観察機会の多い【アカゲラ】【オオアカゲラ】は随分と見慣れてきた感じがしますが、やはり油断大敵!細心の注意が必要です!!