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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

蒲生干潟の花

2009年06月17日
仙台
晴れた日、蒲生干潟の制札の点検に出かけました。
制札を探しながら、砂浜や松林を歩いていたら、花の誘いに
足を止めてみました。




海浜植物は高山植物同様に過酷な自然環境で生育しています。
ハマボウフウは強風や強い陽射しから身を守るため、草丈を低くして
葉も厚くしています。

テリハノイバラです。これも名前にある通り、照り葉で陽射しから身を守っているようです。ハマナスもそういえば、細かい棘で守っています。

花にも足を止めましたが、穴にも気になって足を止めてみました。


松林やヨシ原の足元にこのような穴が開いているのです。カニの姿がチラッと見えたので、穴はカニの巣穴と分かりました。カニの残骸があちこちにあったので、甲羅の形から判断すると、クロベンケイガニかもしれません。カニは私の得意分野ではありませんが、このフィールドにいるのであれば少しは勉強して広く浅くですが蒲生の動植物を紹介したいと思います。

この日、確認した野鳥はウミウ、ササゴイ、ウミネコ、ダイサギ、コサギ
などでした。